年末の剪定は、「今切ってよい木」と「春まで待つ木」を分けるところから
11月に入ると、川口市内のお客様から「お正月までに庭をすっきりさせたい」というご相談をいただくようになります。
ただ、庭木は木の種類によって切りどきが違います。
年末にまとめて全部を短く刈り込むと、春に花が咲かない木が出てきます。
この記事では、12月に切ってよい木と、切り方に気をつけたい木、迷ったときに年内やっておくと安心な「軽い剪定」を、樹種ごとにまとめました。
年内に終わらせたい場合は、写真で先に相談を
年末は、大掃除や帰省の予定と重なって「気づいたら12月の後半だった」となりがちです。
トムズでは、LINEで庭木の写真を送っていただければ、見積りは無料でお出ししています。
ご連絡には当日中のお返事を心がけていて、拠点が川口市にあるので、お急ぎの場合は最短即日で伺います。
日程を決める前に、まずはどの木をどこまで切るかを写真で一緒に決めておくと、当日の作業が早く終わります。
11〜12月の冬剪定に向いている庭木
葉を落とした落葉樹は、枝ぶりが丸見えになるので、混んだ枝や内向きの枝を見極めやすくなります。
札幌市公園緑化協会の剪定の手引きでも、落葉広葉樹は「落葉してから新芽が膨らむ前まで」に剪定するとされています(札幌市公園緑化協会「元気な庭木を育てる」より)。
モミジ・カエデは、葉が落ち切ってから早めに
モミジ・カエデは、同じ落葉樹の中でも「早めに済ませたい木」です。
先ほどの手引きでは、モミジは水を吸い上げ始めるのが早い木として、ほかの落葉樹より早い時期の剪定をすすめています(同手引きより)。
水を吸い上げ始めた後に切ると、切り口から水が出やすくなるためです。
同じ手引きは、地温が高いと落葉後でも水を吸い上げていることがある、とも注意しています。
川口市のように冬も比較的暖かい地域では、葉が落ち切ったのを確かめてから、太い枝を切るようにします。
紅葉が終わって葉が落ち切ったら、先延ばしにせず早めに枝を整えておくのがおすすめです。
ケヤキなど大きくなる落葉樹は、枝を抜いて高さを抑える
ケヤキのように枝数が多い木は、葉が落ちた今のほうが、どの枝を抜けば軽くなるかがよく分かります。
枝先を一律に切りそろえるのではなく、混んだ枝を付け根から抜いて、木の大きさを少しずつ抑えていきます。
来年の落ち葉を減らしたい場合も、この時期に枝を減らしておくと効いてきます。
ケヤキの落ち葉と雨樋の関係は、ケヤキの剪定時期の記事で詳しくまとめています。
松(クロマツ・アカマツ)は、お正月前の「もみあげ」
お正月前に整えたい木の代表が松です。
トムズでは松の手入れを、5月前後の「みどり摘み」と、11〜12月の「もみあげ(古葉取り)」の年2回で組み立てています。
もみあげは、去年の古い葉を手で揉むように落として、枝の中に光と風を通す作業です。
ハサミで刈り込む作業ではないので、1本ずつ手で仕上げていきます。
詳しい流れは松の剪定時期の記事をご覧ください。
桜は、枯れ枝と病気の枝を葉が落ちた時期に
「桜は切ってはいけない」と言われることがありますが、まったく切らないのが正解というわけではありません。
枯れた枝や、てんぐ巣病で細い枝がほうき状に固まった枝は、葉が落ちた11〜2月ごろに元から切るのがおすすめです。
気をつけたいのは、桜は切り口から腐れの原因になる菌が入りやすい木だという点です。
そのため、必要な枝だけを選んで切り、太めの枝を切ったら切り口に樹木用の保護剤(癒合剤)を塗ります。
てんぐ巣病の見分け方は桜のてんぐ巣病の記事にまとめています。
写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
12月に切ると、春の花が減りやすい木
花を楽しむ木は、次の年に咲く花のもと(花芽)を、前の年の夏から秋のうちに作っています。
そのため冬に枝先を刈り込むと、できあがった花芽ごと落としてしまうことがあります。
ツツジ・サツキは、冬に刈り込まない
ツツジやサツキは、花が終わるころに新しい芽が出て、夏ごろに伸びた新芽の先に翌年の花芽ができます(日本造園組合連合会の解説より)。
つまり12月のツツジは、もう来年の花芽をつけた状態です。
ここで表面を丸く刈り込むと、春に花がほとんど咲かなくなります。
刈り込みでしっかり形を整えるのは、花が終わった直後が適期です。
年内にどうしても気になる場合は、飛び出した枝を数本、付け根から抜く程度にとどめます。
ウメは冬が切りどき、ハナミズキは枝を抜く程度に
ウメは、葉が落ちた12〜1月が本格的な剪定の適期です。
ただし、「冬だからどこを切ってもいい」わけではありません。
日本造園組合連合会も、ウメは花芽が固まってから注意して剪定するよう案内しています(同解説より)。
葉が落ちると、ふっくらした花芽と細い葉芽の違いが見えるので、花芽のついた短い枝を残しながら、伸びすぎた枝を整理します。
ハナミズキは枝の先に花芽がつく木です(札幌市公園緑化協会の手引きより)。
日本造園組合連合会は、ハナミズキなどの花木は花が咲き終わった後の剪定が安全だとしています(同解説より)。
冬は枯れ枝や混んだ枝を付け根から抜く程度にして、丸い花芽のついた枝先は残しておきます。
くわしくは梅の剪定時期の記事とハナミズキの花が咲かないときの記事をご覧ください。
迷ったら、年内は「軽い剪定」だけにする
木の名前が分からない、花が咲く木かどうか自信がない、という場合もあると思います。
そんなときは、年内は次の3つだけにしておくと、春の花への影響をおさえられます。
- 枯れて色が変わった枝を、生きている枝との境目で切る
- 幹の根元や太い枝から真上に勢いよく伸びた枝(徒長枝)を、付け根から抜く
- お隣や道路にはみ出した枝だけを、分かれ目まで戻して切る
形を大きく変える剪定は、その木の適期に回したほうが、結果的にきれいに仕上がります。
川口市で年末の庭木剪定をトムズに頼む場合
樹種を見て、来春の花まで考えて切ります
トムズでは、造園歴9年・500件以上の経験をもつ職人が伺います。
同じお庭の中でも、今切る木と春まで待つ木を分けてご提案し、待ったほうがいい木は理由と適期をお伝えします。
「全部まとめて年内に」とご依頼いただいた場合も、花の木だけは枝を抜く程度にとどめる、といった調整をします。
料金は1本ごとの目安を公開しています
剪定料金は、木の高さと種類ごとに料金表で公開しています(すべて税込)。
- ツツジ・サツキなど高さ3m未満の低木:1本3,300円〜4,400円
- もみじ・椿など高さ3m未満:1本4,400円〜11,000円
- クロマツ・アカマツ(高さ3〜5m):1本16,500円〜22,000円
金額はお見積りに明記し、お客様から追加のご依頼をいただかない限り、作業後に増えることはありません。
庭木の写真をLINEで送っていただければ、どの木をどこまで切るかとあわせて、無料でお見積りします。
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トップ写真:川口市・荒川(撮影:tak1701d/CC BY-SA 3.0/出典:Wikimedia Commons)