柿の木にイラガが出る時期と、刺されたときの痛み
実が色づいてきた柿の木。
ふと葉の裏を見たら、黄緑色の小さな毛虫がびっしり。
川口市で庭木のご相談を受けていると、この時期によく聞く話です。
柿の木につく毛虫でまず疑うのがイラガの仲間です。
葛飾区・杉並区の案内によると、1回目は6月頃、2回目は8月頃に出て、9月頃に3回目が出る場合もあります。
サクラ・ウメ・ハナミズキ・モミジのほか、カキも好んでつく木として挙げられています。
実の収穫が近い時期でも、まだ葉を食べている幼虫がいてもおかしくないんです。
厄介なのは痛みです。
触れると激しい痛みが出ます。
収穫のときに葉をかき分けた手や、脚立に登って枝をつかんだ腕。
こういうところを刺されるケースが多いですね。
よく似た毛虫にチャドクガがいますが、こちらは主にツバキ・サザンカ・チャなどツバキ科の木につきます。
柿の葉を食べている毛虫なら、まずイラガの仲間を疑っていいと思います。
とはいえ、見分けに自信がないときは素手で触らないのがいちばんです。

刺された・かぶれたときの応急対応
目黒区・世田谷区・板橋区の案内で共通しているのは、次の4つです。
- こすらない、かかない
- 粘着テープで軽く押さえて、皮膚についた毛を取る
- 流水で洗い流す
- 症状が広がったら皮膚科を受診する
痛いとつい手でこすってしまいますよね。
でも、それで広がってしまうことがあるんです。
お子さんが刺された場合や、腫れがひかない場合は、自己判断せずに皮膚科で診てもらってください。
実を食べる柿の木は、枝ごと切るのが先な理由
収穫前の柿の木にイラガを見つけたら、私たちがまずおすすめするのは「ついている枝や葉ごと切り取る」方法です。
理由はシンプルです。
薬を使わないので、実への残り方や収穫の日取りを気にしなくていいから。
しかもイラガは若いうちは群れで固まっているので、その時期に葉や枝ごと剪定バサミで切り取り、ビニール袋に入れるのが効果的だと目黒区も案内しています。
一か所にかたまっているなら、その枝を1本落とすだけで片付くことも多いんです。
自分で切るときの手順と注意
- 帽子・長袖・首にタオル・ゴーグルで皮膚と目を守る(板橋区が毛虫の駆除時に案内している装備)
- 虫のついた葉に触れないよう、少し手前の枝で切る
- 切った枝はそのままビニール袋へ入れ、口をしばる
- 作業後、衣類に毛がついていたらガムテープで取り、ほかの洗濯物と分けて洗う
自分でやって失敗するケースで多いのが、「虫だけ落とそう」と枝を揺すってしまうパターン。
地面や服に落ちて、かえって見失います。
揺らさず、静かに切って袋へ。
これが基本です。
もうひとつ意外と盲点なのが、実のついた枝を切りすぎてしまうこと。
せっかくの収穫が減ってしまいます。
どの枝なら切っていいか迷ったら、写真を撮って聞いていただくのが早いかもしれません。

薬をまくなら確かめる3つのこと(登録農薬・収穫前日数・使用回数)
木全体に広がっていて、切るだけでは追いつかない。
そんなときに薬を考える方もいると思います。
ただ、実を食べる柿の木は、庭木の消毒と同じ感覚では扱えません。
農林水産省の省令(農薬を使用する者が遵守すべき基準)では、食べる作物に農薬を使うとき、次のことが決められています。
- その作物に使える登録農薬か:ラベルの適用作物に含まれない食用作物には使わない
- 使用時期(収穫前日数):ラベルに書かれた使用時期以外には使わない
- 総使用回数:定められた回数を超えて使わない
「収穫○日前まで」という表示は、散布してからその日数がたてば、残る量が基準値以内に収まるという意味です(農林水産省・農薬工業会の解説より)。
つまり、収穫が近い柿の木に散布すると、ラベルによってはその日数を待ってから収穫する必要が出てきます。
日数は薬ごとに違うので、必ず手元のラベルで確認してください。
それから住宅地では、農薬が周りに飛ばないようにする措置に努めることも同じ省令に書かれています。
お隣との距離が近い家が多い川口市の住宅地では、風のある日を避ける、洗濯物や車に気を配るといった配慮も欠かせませんね。
なお、成虫に殺虫剤をかけると暴れて毛が飛び散るおそれがある、と板橋区はチャドクガについて注意を呼びかけています。
薬を使うにしても、むやみに吹きかけるのは避けたほうがいいと思います。
切る・薬をまく・頼む、どれを選ぶか
| 方法 |
向いている状況 |
気をつけること |
費用の目安 |
| 枝ごと切る(自分で) |
虫が一か所にかたまっている/木が低い |
防護をしっかり。 実のつく枝を切りすぎない |
道具代のみ |
| 薬をまく(自分で) |
木全体に広がっている |
柿に使える登録農薬か/収穫前日数/使用回数をラベルで確認 |
薬剤代 |
| 業者に消毒・駆除を頼む |
木が高い/刺されるのが怖い/他の木にも出ている |
柿に使える薬か、収穫前日数を確認してから依頼 |
1本2,000〜5,000円(樹高により変動) |
川口市でプロに頼むときの費用の目安
川口市では、市として害虫の駆除は行っておらず、専門業者(有料)への依頼を案内しています。
ご自身で難しい場合は業者に頼むことになります。
私たちの料金表から、柿の木のイラガ対策に関係するものを抜き出すと次のとおりです。
- 消毒・害虫駆除 1本(単木):2,000〜5,000円(樹高により変動)
- 庭全体(〜10本):15,000〜30,000円
- 毛虫・チャドクガ駆除:3,000〜10,000円(緊急対応可)
- 柿・梅・桃などの果樹の剪定:6,000円〜
- 剪定+消毒の同時実施:15%OFFのセット
- 脚立・高所作業車が必要な場合:+5,000円〜
切った枝葉は回収して持ち帰ります。
ただし量が多い場合は、運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
他の業者さんに頼む場合も、処分費が込みかどうかは事前に確認しておくと安心ですよ。
お客様から聞かれるのが「収穫前なんだけど大丈夫?」という質問です。
ご依頼のときは、収穫の予定日と「実を食べる木であること」を必ずお伝えください。
そのうえで、枝を切るだけで済むのか、消毒が必要なのかを一緒に判断していきます。
LINEでお庭の写真を送っていただければ概算をお伝えできます。
見積りは無料で、出張費もかかりません。
お電話なら、最短即日で対応できる場合もあります。

よくある質問
Q. 収穫前の柿にイラガがいたら、実は食べられませんか?
A. 虫がついていること自体で実が食べられなくなる、と一概には言えません。
ただし収穫のときに葉や枝に触れて刺されることがあるので、先に虫のついた枝を切り取ってから収穫するのが安心です。
薬をまいた場合は、ラベルの収穫前日数を守ってください。
Q. 庭木用の殺虫剤を柿にかけてもいいですか?
A. 柿がラベルの適用作物に入っていない薬は、実を食べる柿には使えません。
農林水産省の省令で、適用作物に含まれない食用作物への使用は禁じられています。
購入前にラベルで「かき」が対象に入っているかを確認してください。
Q. イラガは何月まで気をつければいいですか?
A. 葛飾区・杉並区の案内では、6月頃と8月頃に出て、9月頃に3回目が出る場合があります。
ただ、地域や年によって違いますので、秋口までは葉の裏をときどき見ておくといいと思います。
Q. 刺されたら、どうすればいいですか?
A. こすらず、粘着テープで軽く押さえて毛を取り、流水で洗い流してください。
症状が広がったら皮膚科を受診しましょう。
お子さんの場合も同じく、早めに受診してください。
Q. 柿の剪定と虫の駆除を一緒に頼めますか?
A. はい、川口市・戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・緑区で承っています。
剪定と消毒を同時に行う場合は15%OFFのセット料金になります。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
見積り無料・出張費無料・キャンセル料無料
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トップ写真:川口市・上谷沼調節池(撮影:ブツチチ/CC BY-SA 4.0/出典:Wikimedia Commons)