剪定料金は「単価制・日当制・面積制」の3通り
同じ庭でも、業者によって見積りの形が違います。まずこの3つのどれで出されているかを確認してください。
| 料金の形 | 数え方 | 向いているケース |
|---|
| 単価制(1本いくら) | 樹木1本ごとの高さ・種類で加算 | 庭木が数本。どの木にいくらか明確にしたい |
| 日当制(職人1人1日いくら) | 作業する職人の人数×日数 | 本数が多い。生垣や庭全体をまとめて整える |
| 面積制(1㎡いくら) | 生垣の面積、草地の広さで計算 | 生垣・草刈りなど面で処理する作業 |
日当制の全国的な目安は職人1人1日あたり18,000円〜25,000円。庭木が10本を超えるようなお庭は、単価を積み上げるより日当制のほうが安くなることがあります。
樹高別・剪定費用の相場
全国の実勢データによる、庭木1本あたりの剪定単価です。マツ・マキは別料金体系のため、まずそれ以外の一般的な庭木の相場から見ていきます。
一般的な庭木(マツ・マキ以外)1本あたり
| 樹高 | 平均単価 | よくある価格帯 |
|---|
| 1m以下 | 1,016円 | 378円〜1,655円 |
| 1〜2m | 1,980円 | 1,105円〜2,855円 |
| 2〜3m | 2,983円 | 1,737円〜4,230円 |
| 3〜4m | 4,473円 | 2,418円〜6,529円 |
| 4〜5m | 5,979円 | 3,049円〜8,909円 |
| 5〜6m | 8,774円 | 6,278円〜11,270円 |
| 6〜7m | 12,758円 | 8,336円〜17,179円 |
| 7〜8m | 16,766円 | 10,705円〜22,827円 |
依頼が最も多いのは2〜3mの中木です。人の背丈を超えて脚立が必要になり、自分では手が届かなくなる高さがこのあたりだからです。
マツ・マキは専用の相場がある
| 樹種・樹高 | 平均単価 | よくある価格帯 |
|---|
| マツ 2m以下 | 9,559円 | 6,733円〜12,385円 |
| マツ 2〜3m | 16,944円 | 10,427円〜23,460円 |
| マツ 3〜4m | 27,182円 | 17,871円〜36,494円 |
| マツ 4〜5m | 41,646円 | 28,701円〜54,591円 |
| マキ 2m以下 | 4,619円 | 2,801円〜6,437円 |
| マキ 2〜3m | 8,508円 | 4,707円〜12,309円 |
| マキ 3〜4m | 12,978円 | 7,441円〜18,515円 |
出典:ミツモア「剪定の費用相場」(2025年4月〜2026年3月に成約した5,748件を集計、2026年4月1日時点)。地域・庭の状況によって実際の金額は変動します。
マツが高いのは、作業時間が数倍かかるから
同じ3mでも、一般的な庭木が4,000円台、マツは27,000円前後。この差は業者の言い値ではなく、手のかかり方の差です。
マツの剪定は「手で1本ずつ」
マツは刈り込みバサミで面を揃える木ではありません。春は伸びた新芽を摘む「みどり摘み」、秋から冬は古い葉を手でしごき落とす「もみあげ」と、枝1本・葉1束の単位で人の手が入ります。3mのマツ1本で半日近くかかることも珍しくありません。時間単価に直せば、他の庭木と大きくは変わらないのです。
形を戻すのに何年もかかる
マツやマキは、樹形を作るのに何年もかけている木です。一度枝を落としすぎると同じ形には戻らず、剪定できる職人が限られます。技術料が単価に乗るのはこのためです。マツの剪定を「他の庭木と同じ単価でやります」と言う業者には、逆に注意してください。
相場表に載っていない費用がある
「1本2,983円」の相場だけを見て予算を立てると、見積りを見たときに驚くことになります。剪定の総額は、単価以外の項目で決まる部分が大きいためです。
| 追加される費用 | 目安 | なぜかかるか |
|---|
| 枝葉の処分費(3m以下) | 993円 | 剪定枝は一般ごみでは出せず、産業廃棄物として処理する |
| 枝葉の処分費(3〜4m) | 1,448円 | 樹高が上がるほど枝葉の量が増える |
| 枝葉の処分費(4〜5m) | 1,953円 | 同上。軽トラック1台分を超えると別計算になることも |
| 出張費 | 業者により無料〜数千円 | 移動距離・対応エリア外かどうかで変わる |
| 高所作業(脚立・高所作業車) | 5,000円〜 | 5mを超える木、電線が近い木は機材と人員が増える |
| 特殊条件 | 都度見積り | 重機が入れない、隣家に接している、庭に段差があるなど |
処分費の目安は前掲のミツモア集計(1本あたり)。「処分費込みか、別か」は必ず確認してください。ここが別計上だと、最終的な請求額は見積りの印象と変わってきます。
単価の安さだけで選ぶと、総額が高くなることがある
安い業者が悪いわけではありません。ただ、次の3つは実際に起きているので、金額を比べる前に構造を知っておいてください。
1. 単価が安いぶん、別項目で積み上がる
1本1,000円台の単価でも、処分費・出張費・高所作業費が別なら、総額は決して安くありません。比べるべきは単価ではなく、「全部込みでいくらか」です。
2. 1本だけの依頼は割高になりやすい
相場表は1本あたりの単価ですが、実際には職人が現場まで移動し、道具を出し、片づけて帰るまでが1件の仕事です。庭木1本のためだけに半日を使えば、単価×1本では成り立ちません。多くの業者に最低受注額があるのはこのためで、数本まとめて頼んだほうが1本あたりは安くなります。
3. 切りすぎは、翌年の費用として返ってくる
短時間で終わらせるために枝を落としすぎると(強剪定)、木は生き延びようとして細い枝を大量に吹き出します。翌年は枝の量が増えて手間が増え、樹形も乱れます。最悪の場合は枯れて、伐採費用がかかります。安く早く終わった作業が、翌年の出費を増やすことがあるということです。
剪定費用を抑える5つの方法
1
まとめて依頼する
1本ずつ都度頼むより、庭全体を一度に。移動・準備の手間が1回で済むぶん、複数本の割引が効きます
2
大きくなる前に切る
3mが5mになると単価は倍以上。放置年数が費用に直結します。数年に一度より、定期的に少しずつが結果的に安価
3
枝葉を自分で処分する
自治体のルールで出せる量なら処分費を減らせます。ただし量が多いと現実的ではないので、事前に相談を
4
繁忙期を外す
台風前や年末は依頼が集中します。時期に幅を持たせられると日程調整がしやすくなります
5
近所とまとめる
同じ日に近隣で複数件まとまると移動コストが下がります。ご近所と一緒のご依頼はご相談ください
逆に、費用を抑える目的で「木を強く小さくする」のはおすすめしません。樹種によっては枯れる、あるいは翌年の手間が倍増して、かえって高くつきます。
見積書は、この5点を見てください
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|
| 作業内容の内訳 | 「剪定一式」だけで金額が1行なら、何をどこまでやるのか説明を求める |
| 処分費の扱い | 込みか別か。別なら概算はいくらか |
| 出張費の扱い | 対応エリア内で無料か。エリア外料金の有無 |
| 追加費用の条件 | どういう場合に追加が発生するのか、事前に説明があるか |
| 作業後の状態 | どのくらいの高さ・形に仕上げるか、認識が合っているか |
金額の根拠を聞いたときに、はっきり答えられるかどうかが判断材料になります。業者ごとの違いや選び方は剪定業者の選び方で詳しく解説しています。
川口市での実際の剪定料金
参考までに、川口市を中心に施工しているお庭の便利屋トムズの料金です。処分費・高所作業費などの追加条件も事前にお伝えし、お見積り金額を確定してから作業します。
| 区分 | 樹種例 | 料金(1本) |
|---|
| 低木(1m未満) | ツツジ・サツキ・アジサイ | 3,000円〜4,000円 |
| 中木(1〜3m) | キンモクセイ・サザンカ・ツバキ | 4,000円〜10,000円 |
| 中木(果樹) | 柿・梅・桃 | 6,000円〜10,000円 |
| 高木(3〜5m) | マツ | 15,000円〜20,000円 |
| 高木(3〜5m) | シマトネリコ・ヤマボウシ | 10,000円〜20,000円 |
| 大高木(5m以上) | 樹種を問わず | 20,000円〜(要見積り) |
脚立・
高所作業車が必要な場合は5,000円〜、廃材処分は3,000円〜が加算されます。複数本のセット割引あり。対応エリア(川口市・さいたま市・戸田市・北区・板橋区・足立区)内は出張費・お見積り無料です。伐採・草刈り・消毒を含む全料金は料金表ページをご覧ください。30秒で、お庭の概算費用がわかります。
5問に答えるだけで、必要な作業と概算費用がすぐ分かります。
無料・登録不要、そのままお見積もり依頼も可能です。
よくあるご質問
庭木1本だけでも頼めますか?
お受けしています。ただし1本だけのご依頼は移動・準備のコストが1本に集中するため、1本あたりの単価では割高になります。数本まとめてのご依頼のほうが結果的にお得です。
剪定の見積りは無料ですか?
対応エリア内は現地調査・お見積りとも完全無料です。お見積り後にお断りいただいても費用はかかりません。
相見積りを取ってもいいですか?
問題ありません。その際は同じ条件(本数・仕上がりの高さ・処分費込みかどうか)を伝えて比べると、金額の差の理由が分かります。
剪定に良い時期はいつですか?
樹種によって異なります。落葉樹は葉が落ちた11月〜2月、常緑樹は新芽が固まった5月〜6月や9月〜10月が基本です。マツは春のみどり摘みと秋から冬のもみあげで年2回に分けます。
相場より高い見積りが出たのですが
樹高・樹種のほか、隣家への配慮が必要、重機や運搬車が入れない、電線が近いといった条件で作業時間が変わります。金額の根拠を業者に確認してください。説明できる業者であれば、その差額には理由があります。
剪定と伐採はどちらが安いですか?
1回の費用だけなら剪定のほうが安価ですが、伐採は木がなくなるため以後の費用はかかりません。今後もその木を残したいかどうかで判断してください。判断に迷う場合はご相談いただければ、現地を見てお伝えします。