サザンカの剪定中に毛虫にかぶれたら、最初の数分でやること
サザンカやツバキを自分で切っていて、腕や首がむずむずしてきた。
見上げると、葉の裏に小さな毛虫がびっしり並んでいた。
こういうご相談は、実は毎年あります。
サザンカ・ツバキ・チャなどツバキ科の木につく毛虫の代表が、チャドクガです。
幼虫が出るのは4〜6月と8〜9月の年2回(世田谷区)。
ちょうど「伸びた枝を整えよう」と思う時期と重なります。
やっかいなのは、チャドクガの毒針毛(どくしんもう:皮膚に刺さってかぶれを起こす細かい毛)です。
長さは0.1mmほどで、幼虫1匹あたり50万本にもなると言われています(板橋区)。
細かすぎて目では見えません。
しかも、風にのって飛び散るおそれもあります。
刺された、かぶれたと気づいたら、まずは次の順番で動いてください。
- こすらない・かかない:肌に残った毛を押し込んだり、ほかの場所に広げたりしないためです
- 粘着テープで軽く押さえて毛を取る:ガムテープやセロハンテープを、貼ってはがすようにそっと当てます
- 流水で洗い流す:こすらず、水で流すのが基本です
- 症状が広がってきたら皮膚科へ:自己判断で様子を見続けないでください
この流れは目黒区・世田谷区・板橋区がそろって案内しているものです。
薬を選んだり症状を見立てたりするのは私たちの役目ではありません。
かゆみや赤みが引かない、範囲が広がっていく。
そう感じたら迷わず受診してください。

作業着・手袋・ハサミについた毒針毛を家に持ち込まない
手当てが済んだら、次に気にしたいのが服と道具です。
意外と盲点。
毒針毛は、剪定をしていた服や軍手にもくっついています。
そのまま家に入ってソファに座る、脱いだ作業着をほかの洗濯物と一緒に洗う。
こうして、あとから別の場所がかぶれてしまうケースがよくあるんです。
作業着は「外で落として、分けて洗う」
板橋区は、衣類に毒針毛がついた場合の扱いを次のように案内しています。
- ガムテープなどで衣類の毒針毛を取り除く
- ほかの洗濯物とは分けて洗う
- 洗濯機でよくすすぐ
私たちがおすすめしているのは、玄関に入る前、屋外で上着を脱いでしまうやり方です。
脱いだらすぐにガムテープを当てて、ビニール袋に入れて洗濯機まで運びます。
バサバサ振って落とそうとする方がいますが、これはやめておきましょう。
細かい毛が舞い上がって、顔や首についてしまいます。
軍手・剪定バサミ・脚立も同じ考え方で
道具の扱いについて、公的な案内は衣類ほど細かくありません。
ここからは私たちの考え方ですが、基本は衣類と同じです。
「こすらず、テープで取る」。
布の軍手は毛が絡みやすいので、衣類と同じように分けて洗うか、傷んでいるならいっそ処分してしまうのが安心です。
ハサミの刃や持ち手、脚立の踏み板は、素手で触らないようにしてください。
手袋をしたまま粘着テープで軽く押さえておきます。
それから、切り落とした枝葉にも気をつけてください。
チャドクガは死骸にも毒針毛が残ります(世田谷区)。「もう動いていないから大丈夫」と素手で集めてしまうのは、自分でやって失敗するパターンの代表格です。
枝葉ごとビニール袋に入れて口を縛る。
目黒区もこのやり方を案内しています。

その日の作業を続けるか、やめるかの判断
「あと半分で終わるのに」。
この気持ち、よくわかります。
それでも、かぶれが出た時点でその日の作業はいったん止めるのが無難だと私たちは考えています。
理由はシンプルです。
毛虫がいた木には、まだ見えていない群れや、落ちた毛が残っているかもしれません。
かぶれた肌をもう一度その環境にさらせば、症状が広がる心配があります。
判断の目安をまとめるとこうなります。
- やめたほうがいい:かぶれが広がっている、顔や首まで出ている、どこに群れがいるか把握できていない
- 日を改めて再開を考えられる:症状が落ち着き、群れの場所がはっきりしていて、防護をしっかりやり直せる
再開するなら、帽子・長袖・首にタオル・ゴーグルで皮膚と目を守る(板橋区)。
これが最低ラインです。
ちなみに、若い幼虫は群れで固まっているので、その時期に葉や枝ごと切り取るのが効果的とされています(目黒区)。
ひとつだけ注意を。
成虫に殺虫剤をかけると暴れて、毒針毛が飛び散るおそれがあります(板橋区)。「とりあえずスプレー」は、かえって被害を広げることがあるんですね。
なお、サクラ・ウメ・カキ・ハナミズキ・モミジには、触れると激しい痛みが出るイラガ類がつくこともあります(葛飾区・杉並区)。
サザンカのついでにほかの木も切ろうと考えている方は、そちらも気にかけておいてください。
残りの剪定と駆除をまとめて任せるときの考え方
川口市では、市として害虫の駆除は行っておらず、有料の専門業者に依頼するよう案内しています(川口市FAQ)。
自分で続けるのが難しいと感じたら、業者に頼むのが現実的な選択肢です。
ここでよく聞かれるのが「毛虫だけ取ってもらえばいいのか、剪定もまとめて頼むべきか」という質問。
途中まで切ったサザンカは、形も中途半端なままのことが多いんです。
毛虫を取ってもらっても、残りの剪定をまた自分でやることになります。
それなら、剪定と消毒を一度にまとめたほうが、手間も費用も抑えやすくなります。
| 頼み方 |
トムズの料金の目安 |
向いているケース |
| 毛虫・チャドクガ駆除だけ |
3,000〜10,000円(緊急対応可) |
剪定はほぼ終わっていて、毛虫だけ残っている |
| 消毒・害虫駆除(1本) |
2,000〜5,000円(樹高により変動) |
気になる木が1本だけ |
| 消毒・害虫駆除(庭全体〜10本) |
15,000〜30,000円 |
サザンカのほかにもツバキや生垣がある |
| 剪定+消毒の同時実施 |
セットで15%OFF |
途中まで切った木の仕上げと駆除を一度に済ませたい |
剪定そのものの料金は、低木が3,000〜4,000円、サザンカ・ツバキ・キンモクセイなど1〜3mの中木が4,000〜10,000円です。
脚立や高所作業車が必要な場合は+5,000円〜かかります。
切った枝葉は私たちが回収して持ち帰ります。
ただし、量が多い場合は運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
毛虫がついた枝葉を家庭ごみに出すのが不安な方もいらっしゃると思うので、見積りのときに量を見てお伝えしますね。
ほかの業者さんに頼む場合も、「処分費込みかどうか」「駆除と剪定を別々に頼むと高くならないか」は、事前に確認しておくことをおすすめします。
見積りは無料で、出張費もかかりません。
LINEでお庭の写真を送っていただければ、概算をお伝えできます。
お電話なら、状況によっては最短即日で対応できる場合もあります。
川口市・戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・緑区が対応エリアです。

よくある質問
Q. 刺されたあと、すぐにシャワーを浴びてもいいですか?
A. 目黒区などの案内では、こすらず粘着テープで毛を取ってから、流水で洗い流すことをすすめています。
いきなりタオルでゴシゴシ洗うと、毛を広げてしまうおそれがあります。
症状が広がるようなら皮膚科を受診してください。
Q. 毛虫がいなくなった木なら、もう触っても大丈夫ですか?
A. 油断は禁物です。
チャドクガは死骸にも毒針毛が残ります。
見た目に虫がいなくても、防護をしたうえで作業してください。
Q. 川口市に連絡すれば駆除してもらえますか?
A. 川口市は市として害虫の駆除は行っておらず、有料の専門業者への依頼を案内しています。
川口市のお庭であれば、私たちも対応できます。
Q. 剪定の途中で放置したサザンカ、どこまで直してもらえますか?
A. 途中で止まった木を仕上げ直すのも、よくあるご依頼です。
LINEで今の状態の写真を送っていただければ、剪定と消毒をまとめた場合の概算をお伝えします。
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トップ写真:川口市・新郷東部公園(撮影:Souka Kinmei/CC0/出典:Wikimedia Commons)