ビワの剪定は9月が向いている理由
「ビワが屋根より高くなってしまって、どこを切ればいいのか分からない」。
川口市のお庭で、私たちがよくご相談いただく内容のひとつです。
ビワは大きな葉をたくさんつけて、上へ上へと伸びていく木です。
放っておくと、あっという間に手が届かない高さになります。
ただ、ほかの庭木と同じ感覚で切ると、翌年の実が減ってしまうこともあるんです。
ポイントは、ビワの一年の流れにあります。
- 夏のあいだに、枝の先に花のもとになる芽(花芽)をつくる
- 冬に花が咲く
- 初夏に実が熟す
ほとんどの果樹は春に花が咲きますが、ビワは冬に咲きます。
ここが大きな違い。
花芽は枝の先端にできるので、枝先をまとめて切り詰めると、翌年の花も実も一緒に切り落とすことになります。
そこで9月です。
この時期には夏にできた花芽がふくらみはじめていて、枝先を見れば「この枝には花芽がある」「こっちは葉芽だけ」と見分けがつきます。
見分けたうえで、花芽のある枝を残し、ない枝や混み合った枝を落とす。
この順番で切れるのが9月の一番の利点なんです。

花芽と葉芽の見分け方
花芽は枝の先端にあって、ふっくらと丸みを帯びています。
葉芽はそれより細く、とがった形。
慣れれば一目で分かりますが、はじめての方は迷うかもしれません。
迷ったら、その枝は残す。
これが失敗しにくい考え方だと思います。
切った枝は元に戻せませんから。
ほかの時期に切るとどうなるか
時期ごとの違いを表にまとめました。
| 剪定の時期 |
花芽の見分け |
翌年の実への影響 |
向いている作業 |
| 9月ごろ |
しやすい |
花芽を残して切れるので少ない |
間引き・高さを下げる剪定 |
| 冬(開花中) |
花が見えるので分かる |
咲いている花ごと落とすことになる |
折れた枝の除去など最小限 |
| 春〜初夏(実がなる時期) |
— |
育っている実を落としやすい |
収穫に合わせた軽い整理 |
| 夏(花芽をつくる時期) |
まだ分かりにくい |
知らずに花芽のもとを切ることがある |
伸びすぎた枝の軽い整理 |
一年のどこでも切れないわけではありません。
ただ「高さを下げたい」「しっかり形を整えたい」という大きめの剪定なら、9月を選ぶと実を守りやすいんです。
高く伸びたビワを低くする切り方
ここからは、私たちが現場で気をつけていることをお伝えします。
車枝(くるまえだ)は間引いて2〜3本に
ビワは、ひとつの節から何本もの枝が放射状に出る性質があります。
車の車輪のように見えるので「車枝」と呼びます。
これをそのままにすると、枝が混み合って中が暗くなり、風も通りません。
同じ場所から出ている枝は、元から切って2〜3本に減らします。
これを間引き剪定といいます。
枝先を短く詰める切り方ではないので、残した枝の先にある花芽はそのまま守れます。
高さは「一番上の幹」を分かれ目で切る
木を低くしたいときは、まっすぐ上に伸びている幹を、横に伸びる枝が出ている分かれ目のすぐ上で切ります。
専門的には「芯止め」や「切り下げ」と呼ぶ作業。
途中でぶつ切りにするのではなく、分かれ目で切るのがコツです。
分かれ目で切ると、残った横枝が新しい先端の役目を引き継ぎます。
途中で切ると、切り口の近くから細い枝が何本も吹き出してきて、かえって見た目が荒れてしまうんです。
一度に下げすぎない
意外と盲点。
「せっかくだから思い切り低くしてほしい」とお客様から聞かれることもあります。
気持ちはよく分かります。
ただ、大きな木を一度に大きく切り詰めると、葉が一気に減って木が弱ったり、翌年に勢いのある徒長枝(上へまっすぐ伸びる勢いの強い枝)がたくさん出たりしがちです。
高さが大きく出ている木なら、数年に分けて少しずつ下げていくほうが、結果的に早くきれいな形に落ち着くと思います。

太い枝を切ったあとの手当て
太い枝を切ると、切り口が大きく残ります。
そこから雨水や病原菌が入りやすくなるので、私たちは切り口に癒合剤(切り口を保護する塗り薬)を塗っています。
ご自身で切る場合も、太い枝を落としたら用意しておくと安心ですよ。
自分で切るか、業者に頼むか
低い位置の枝を数本間引くくらいなら、ご自身でも十分できます。
花芽を見分けて、混み合った枝を元から切る。
それだけでも木はだいぶすっきりします。
一方で、次のような場合は無理をしないでください。
- 脚立に乗らないと届かない高さの枝を切る
- 太い幹を切って高さを下げる
- 隣家や電線、屋根の近くに枝がかかっている
自分でやって失敗するケースで多いのが、太い枝を切ったときに枝が思わぬ方向へ落ちること。
ビワの枝は葉が大きいぶん重さもあります。
脚立の上でバランスを崩すと本当に危ないので、高所の作業はプロに任せていただくのが安全です。
費用の目安
お庭の便利屋トムズの剪定料金は、1本3,000円〜です。
木の高さや枝の量、作業のしやすさで変わるため、現地を見てお見積りを出しています。
見積りは無料です。
切った枝葉は私たちが回収して持ち帰ります。
ただし、量が多い場合は運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途いただいています。
ビワは葉が大きくかさばるので、大きな木だと枝葉の量もそれなりに出ます。
お見積りの段階で、処分料がかかりそうかどうかもお伝えしますね。
ほかの業者さんと比べるときは、表示の金額に処分費が含まれているかを確認しておくと、あとで食い違いが起きにくいと思います。

川口市でビワの剪定を考えている方へ
ビワは、切る時期と切る場所さえ押さえれば、低く保ちながら毎年実を楽しめる木です。
反対に、時期を外して枝先をまとめて詰めてしまうと、「今年は全然実がならなかった」ということになりかねません。
9月は、花芽を見ながら切れる貴重な時期。
川口市をはじめ、戸田市、蕨市、草加市、さいたま市南区・緑区のお庭にうかがっています。
「うちのビワ、この木は切りどきですか?」という相談だけでも構いません。
お気軽に声をかけてください。
よくあるご質問
Q. 9月を過ぎてしまったら、来年まで待ったほうがいいですか?
高さを大きく下げるような剪定なら、次の9月まで待つほうが実を守りやすいです。
折れた枝や、通路や隣家にはみ出して困っている枝だけを切るのであれば、時期を問わず対応できます。
Q. 実がならなくなってもいいので、とにかく低くしたいです。
実を気にしないのであれば、切り方の自由度は上がります。
ただ、一度に大きく切り詰めると木が弱ったり、勢いの強い枝がたくさん出たりするのは同じです。
ご希望の高さと木の状態を見て、無理のない下げ方をご提案します。
Q. 川口市以外でも来てもらえますか?
川口市のほか、戸田市、蕨市、草加市、さいたま市南区・緑区に対応しています。
Q. 伐採して根元から無くすこともできますか?
できます。
剪定か伐採かで迷っている段階でもご相談ください。
現地で木の状態を見たうえで、それぞれの方法をご説明します。
トムズの施工事例
板橋区・びわの剪定
作業前
作業後
板橋区にて、大きく枝を伸ばしていたびわの木を剪定。
樹高と枝張りを抑えながら、管理しやすい樹形に整えました。
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