シマトネリコをなくしたいと思ったら、まず「どこまで取るか」を決める
「毎年切っているのに、すぐ元に戻ってしまう」。
シマトネリコについて、川口市のお客様からいちばん多く聞くお悩みがこれです。
シマトネリコは成長が早い木で、植えたときは腰くらいの高さだったのに、数年で2階の窓に届いてしまうことがよくあります。
剪定しても追いつかない、落ち葉の掃除も大変、いっそなくしてしまいたい。
そう考えるのは自然なことだと思います。
ただ、「木をなくす」といっても、実は取り方が3通りあるんです。
- 根元で切るだけ(地面すれすれで伐採し、根は土の中に残す)
- 切り株を残す(腰の高さほどで切って、株をそのまま置いておく)
- 根まで抜く(伐採したあと、根っこごと掘り上げる「抜根(ばっこん)」まで行う)
どれを選ぶかで、費用も、切ったあとの庭の状態もかなり変わります。
このページでは3通りを並べて、それぞれ「その後に何が起きるか」と「費用がどう組み立てられるか」を、私たち庭師の目線でお伝えします。

シマトネリコはどんな木か。新築のシンボルツリーとして流行った、育つのが早い木
シマトネリコはモクセイ科の木で、もともとは沖縄から台湾・中国・フィリピン・インドにかけて自生しています。
林野庁の樹木解説では「常緑・半常緑の高木」とされ、小さな葉が5〜9枚、羽のように並んで1枚の葉になる形をしています。
細い幹に涼しげな葉がつき、枝先には白い小さな花が集まって咲きます。
この軽やかな見た目が好まれて、少し前には、新築のお宅の玄関まわりや駐車場の脇に植えるシンボルツリーとして流行った時期がありました。
ただ、植えたときは細い苗木でも、育つのが早いので数年で2階の窓に届くことがあります。
そのころに植えた木が大きくなり、剪定が追いつかなくなったところで抜根を考える、という順番になりやすい木です。
もうひとつ知っておきたいのが「半常緑」という性質です。
冬の寒さで葉を減らすことがあり、秋から冬に葉が落ちると「枯れたのでは」と心配になる方もいます。
抜根を決める前に、弱っているのか季節で葉を減らしているだけなのかを見分けたい方は、シマトネリコの葉が秋〜冬に落ちるときの見分け方もご覧ください。
出典:林野庁 西表森林生態系保全センター「シマトネリコ」
写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
3通りの取り方で変わる、その後の庭と費用の組み立て
根元で切るだけ。いちばん手軽だけど、根は生きている
地面の近くで幹を切って、地上の部分だけを片付ける方法です。
見た目はすっきりしますし、抜根の作業がないぶん費用も抑えられます。
ただし、根は土の中で生きたまま。
シマトネリコは切られたあと、切り口のまわりや根元から細い芽を出してくることがあります。
これを「ひこばえ」と呼びます。
放っておくと、数本の若い枝が株立ちのように伸びてきて、「切ったはずなのにまた木がある」という状態になりかねません。
根っこごと抜かないとまた生えてきます。
これはシマトネリコに限らず、勢いのある木ではよくある話なんです。
切り株を残す。座れる高さで止めておく選択
あえて腰の高さくらいで切り、株を残しておく方もいらっしゃいます。
あとで抜根するかどうかを決めるまでの「保留」として選ぶケースが多いですね。
ここで気をつけたいのが、やはりひこばえ。
株が残っているぶん、芽が出る場所も多くなりがちです。
出てきた芽をこまめに摘み取れるなら大きな問題にはなりませんが、手入れの手間から解放されたくて木をなくしたい方には、かえって負担になるかもしれません。
根まで抜く。再生の心配は減るが、跡の整地が必要
伐採したあと、根を掘り上げるところまで行う方法です。
根が取れれば、ひこばえに悩まされる心配はぐっと減ります。
そのかわり、抜いた跡には穴があき、まわりの土が盛り上がったり沈んだりして段差ができます。
ここを平らにならす整地までやって、はじめて「元の地面に戻った」と言える状態です。
意外と盲点。
抜いた直後は良くても、雨が降ったあとに土が締まって、跡がへこんでくることもあります。

3通りを並べるとこうなります
費用はすべて、私たちトムズの料金表の金額です。
伐採の料金は木の高さで変わり、抜根と運搬・処分は別に加わる仕組みになっています。
| 取り方 |
費用の組み立て |
その後に起きること |
向いている方 |
| 根元で切るだけ |
伐採料金(高さ別)+運搬・処分料(量に応じて3,300円〜) |
根元からひこばえが出ることがある |
費用を抑えたい、芽を摘む手間は許せる方 |
| 切り株を残す |
伐採料金(高さ別)+運搬・処分料(量に応じて3,300円〜) |
株からひこばえが出ることがある。 後から抜根もできる |
抜くかどうかを後で決めたい方 |
| 根まで抜く |
伐採料金(高さ別)+抜根 5,500〜22,000円(サイズ別)+運搬・処分料(量に応じて3,300円〜) |
穴と段差ができるので整地が必要 |
二度と生えてこないようにしたい方 |
伐採・抜根・運搬処分は別々に積み上がる。料金の中身を分解
お客様から聞かれるのが「結局いくらかかるの?」という質問です。
これ、一律では答えにくいんです。
費用は次の3つを足し合わせて決まるからです。
1つ目:伐採料金は木の高さで決まる
私たちの伐採料金は、木の高さで次のように分けています。
いずれも抜根は含まない金額です。
- 1m未満:3,300円〜
- 1〜3m:8,800〜16,500円
- 3〜5m:16,500〜33,000円
- 5m以上:33,000円〜(要見積)
2階の窓に届くほど育ったシマトネリコは、3〜5mの中木にあたることが多いと思います。
5mを超える高木になると、まわりの建物や電線との距離を見てからでないと金額を出せないため、現地でお見積りします。
また、脚立や高所作業車が必要な場合は+5,500円〜かかります。
2つ目:抜根は+5,500〜22,000円(サイズ別)
根まで抜く場合は、伐採料金に抜根の費用が加わります。
株の太さや根の広がり方で幅があるのは、掘る量がまったく違ってくるからです。
3つ目:運搬・処分料は量によって+3,300円〜
切った幹や枝葉は私たちが回収して持ち帰ります。
ただし、量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
シマトネリコは葉が茂るので、1本でも枝葉のかさは想像より多くなりがちです。
ほかの業者さんに見積りを取る場合も、「処分費込みかどうか」「抜根は含まれているか」は必ず確かめておくのがおすすめです。
ここがあいまいなまま比べると、安く見えた見積りがあとから膨らむことがあります。
植木屋さんに頼む前に、剪定で残す道も確かめておく
ここまで取り方の話をしてきましたが、もうひとつの選択肢も並べておきます。
木を残して、剪定で高さを落とす方法です。
よくご相談いただくのが、「伸びすぎたから切りたい」というお悩みを突き詰めると、本当に困っているのは「高さ」と「葉の量」だけだった、というケース。
目隠しや日陰として役に立っているなら、一度しっかり高さを下げて、その後は伸びたぶんを整えていく方が合っていることもあります。
私たちの剪定料金は、3〜5mのシマトネリコで1本11,000〜22,000円です。
ただし成長の早い木なので、残すなら定期的な手入れは続きます。
毎年の手間から完全に離れたいのか、それとも高ささえ落ち着けば残したいのか。
ここを先に決めておくと、植木屋さんとの相談もスムーズに進みます。
正直に言うと、毎年の剪定が負担で、その木にもう役割がないなら、この木は切りどきですね。
どちらが正解ということはないので、お庭での使い方に合わせて選んでいただければと思います。

自分で切ろうとして失敗しやすいポイント
1〜2mほどの若木なら、ご自分でのこぎりを入れる方もいます。
自分でやって失敗するケースで多いのが、次の2つです。
ひとつは、地際で切っただけで満足してしまうこと。
翌シーズンにひこばえが何本も伸びてきて、結局また切ることになります。
もうひとつは、抜根を自力で始めて途中で止まってしまうこと。
根が思った以上に広がっていて、穴だけ大きくなって手に負えなくなる、という相談は少なくありません。
2階に届くような高さの木は、倒す方向を誤ると家や塀、お隣の敷地に当たるおそれがあります。
川口市は住宅が近い地域も多いので、高さのある木は無理をせず相談していただくのが安全だと思います。
料金の目安だけ、先に知りたい方へ
質問に答えるだけで、剪定の料金の目安がわかります。金額を見てから、ご相談するか決めていただけます。
シマトネリコは自分で抜くこともできる。ただし配管を傷つけるおそれがある
背の低い若いシマトネリコなら、ご自分で掘って抜くこともできます。
そのとき、いちばん気をつけていただきたいのが地面の下の配管です。
シンボルツリーを植えることの多い玄関まわりや駐車場の脇は、水道管やガス管、排水管が通っていることがある場所です。
根を探してスコップで掘り進めたり、太い根をのこぎりで断ち切ったりするうちに、根と一緒に配管を傷つけてしまうおそれがあります。
根が配管に沿って伸びていると、どこまでが根でどこからが管なのか、土の中では見分けにくいんです。
配管を傷めたときの負担は、住んでいる側にかかります。
川口市上下水道局の案内では、道路から敷地に引き込まれた給水管は蛇口まで全てお客様の資産で、水道メーターから蛇口までの漏水は、市の指定を受けた工事事業者に頼み、修理費用もお客様の負担です。
ガスについても、小売事業者が「敷地内を掘る工事をするときはガス導管事業者へ連絡を」と案内しています。
掘りはじめる前に、次の3つを見てください。
- 水道メーターとガスメーターの位置——道路からメーターへ、メーターから建物へと管がつながっています。
根元とメーターを結ぶ線の上は、とくに慎重に。
- 排水ます(地面にある丸や四角のふた)——ますとますの間は排水管でつながっています。
- 家を建てたときの図面——給排水やガスの配管図が入っていれば、管の通り道の見当がつきます。
根元のすぐ近くにメーターやますがある場合は、自分で掘るのはそこまでにしておくのが安全です。
業者に頼むときも、その位置が分かる写真を添えて「配管が近そう」と一言伝えていただくと、掘り方を先に決められます。
ご自分で切るときの道具や危険については、シマトネリコを自分で伐採する方法とメリット・デメリットにまとめています。
出典:川口市上下水道局「給水装置工事について」・川口市「宅地内の漏水修理はどこに依頼すればいいのですか」/東京電力エナジーパートナー「ガス緊急時のご連絡先」(いずれも2026年10月に確認)
自分でシマトネリコを抜根しようとして困っている方へ
「業者に頼むほどでもないと思って、自分で掘りはじめた」。
シマトネリコの抜根のご相談は、じつはこの一言から始まることが多いんです。
休みの日をまるごと使って掘ったのに抜けなかった、抜けたと思ったら根が残っていた、抜いた木をどう捨てればいいか分からない。
どれも、ご自分で手を動かした方ほどぶつかる壁です。
ここでは、よく伺う3つの場面ごとに、この先どう進めればいいかをお伝えします。
掘っても抜けなかった。途中まで掘った状態からでも頼めます
シマトネリコは育つのが早いぶん、根も地中で思った以上に横へ広がっています。
根元のまわりを掘っても、どの根が株を支えているのかが見えず、太い根に当たるたびにのこぎりが止まる。
腕が上がらなくなって、穴だけが大きくなっていく。
ここで手が止まるのは、力や根気が足りないからではありません。
途中まで掘ったところからでも、抜根だけのご依頼として承ります。
費用は抜根の料金(5,500〜22,000円・サイズ別)で、株の太さと根の広がり方で決まります。
ご相談の前に、次の2つをしておいていただけると、お見積りがスムーズです。
- 掘りかけの穴は埋め戻さず、根の向きやまわりの塀・配管が分かるように写真を撮る
- 残っている幹を、これ以上地際で切り落とさない(株を揺すって根を切るときの手がかりになります)
抜けたのに根が残った。芽と、地面のへこみに気をつける
株は抜けたけれど、ちぎれた根が土の中に残っている。
この状態でまず出てくるのが、残った根からの細い芽です。
上の「根元で切るだけ」の項でお話ししたひこばえと同じで、伸びる前に根元から摘み取れば大きく育つことはありません。
同じ場所から何度も出てくるなら、その下に太い根が残っている目印です。
もうひとつは、地面のへこみです。
掘った穴に戻した土は雨のたびに締まり、残った根が土の中で傷んでいくと、そのぶんさらに沈むことがあります。
抜いた直後は平らでも、しばらくして跡がくぼんでくるのはこのためです。
残った根まで掘り出すかどうかは、跡地をどう使うかで決めるのがおすすめです。
地面のままにしておくなら、芽を摘みながら様子を見る方法もあります。
車を停める、物置を置く、別の木を植える予定があるなら、根が残っていると後の作業に差し支えるので、掘り出しと整地まで含めてご相談ください。
抜いたシマトネリコの処分に困った。川口市の決まりと、まとめて任せる方法
川口市では、根やひげ根も木のごみとして出せます。
ただし、土を払い、生木は乾かしてから出すことになっています。
寸法の決まりは次のとおりです(川口市「家庭ごみの分け方・出し方」・2026年10月に確認)。
- 直径10cm以下の枝や根:長さ40cm以下に切って、ひもで束ねる
- 直径10〜50cmの枝や幹:長さ120cm以下に切って、粗大ごみとして申し込む
抜いたばかりの根株は、土を抱えたまま四方に根が張った塊です。
土を落として乾かし、40cmずつに刻むのは、抜くのと同じくらい手間がかかります。
根のすき間に入りこんだ土や小石は、のこぎりの刃もすぐに傷めてしまいます。
伐採や抜根のご依頼と一緒であれば、切った幹や枝葉、掘り出した根は私たちがその場で運び出して持ち帰ります。
量が多い場合の運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)は、お見積りの段階で金額を書いてお渡しします。
枝や幹のごみ出しの決まりは、川口市で庭木の枝をごみに出すルールの記事にも詳しくまとめています。
根がブロック塀を押していないか|シマトネリコの抜根を早めに考えたいとき
シマトネリコは、玄関まわりや駐車場の脇、ブロック塀のそばに植えられていることが多い木です。
幹が太るのと一緒に根元も太り、塀の基礎のすぐ横まで根が広がっていきます。
ブロック塀の点検について、茨城県牛久市の「コンクリートブロック塀の安全点検表」は、「樹木が塀や基礎部分を押しているブロック塀」を、専門家への相談をすすめる塀の1つに挙げています。
こんな様子があれば、早めにご相談ください
- 根元が塀の基礎に触れている、根が塀の下に潜り込んでいる
- 根元のまわりで、ブロックの目地にひびが入っている、塀が傾いて見える
- 根元の土やコンクリートが持ち上がっている
幹を切るだけでは、地中の根はそのまま残ります。
塀のそばの根を取り除くには、抜根で掘り出すことになります。
ただし、塀に沿った太い根を無理に引き抜くと、基礎のまわりの土まで動かしてしまうことがあります。
塀の近くでは根を少しずつ切り離しながら掘り、塀を揺らさない段取りで進めます。
塀そのものが大きく傾いている、手で押すとぐらつくといった場合、塀の補修は建築士などの専門家の判断になります。
木と根のほうは私たちで取り除けるので、塀の状態と合わせてご相談ください。
「手に負えない、早く何とかしたい」ときは写真で無料診断を
根元と塀のすき間、ひびの様子が分かる写真をLINEで送っていただければ、抜根が要るか、伐採だけで様子を見られるかを無料で診断して、お見積りをお出しします。
抜根の料金は+5,500円〜22,000円(サイズ別・税込)です。
まだ大きくなりきっていない木なら、剪定で高さを抑えて残す道もあります。
よくあるご質問
Q. 根元で切ったあとに出てきたひこばえは、どうすればいいですか?
A. 出てきた芽は早めに根元から摘み取ってください。
伸ばしてしまうと枝が太くなって手間が増えます。
何度も出てきて困る場合は、抜根を検討する目安になります。
Q. 先に伐採だけして、抜根はあとから頼めますか?
A. できます。
切り株を残しておけば、あとから抜根だけをお願いいただくことも可能です。
その場合は抜根の費用(5,500〜22,000円・サイズ別)がかかります。
Q. 伐採した木や枝葉は持って帰ってもらえますか?
A. はい、回収して持ち帰ります。
ただし量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途いただきます。
見積りの段階でお伝えしますのでご安心ください。
Q. 自分で途中まで掘ったシマトネリコでも、抜根だけ頼めますか?
A. はい、承ります。
費用は抜根の料金(5,500〜22,000円・サイズ別)で、途中まで掘ってあるかどうかではなく、株の太さと根の広がり方で決まります。
掘りかけの穴は埋めずに、そのままの様子を写真で送っていただくと、お見積りが早く出せます。
Q. 根元の近くに水道管やガス管が通っているか分かりません。自分で抜いても大丈夫ですか?
A. 水道メーター・ガスメーター・排水ますが根元の近くにあるなら、ご自分で掘るのは控えたほうが安全です。
敷地内の水道管を傷めた場合、修理は指定の工事事業者に頼むことになり、費用もご自分の負担になります。
メーターやますの位置が分かる写真を送っていただければ、それを見て掘り方を考えたうえでお見積りします。
Q. 川口市以外でも見てもらえますか?
A. 川口市のほか、戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区にうかがっています。
見積りは無料です。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
見積り無料・出張費無料・キャンセル料無料
メールでのお問い合わせはこちら →
受付時間: 8:00〜20:00(LINE・メール24時間対応)
トップ写真:シマトネリコの木(撮影:KENPEI/CC BY-SA 3.0/出典:Wikimedia Commons/トリミング・縮小して使用)