背の高いゴールドクレストが傾いてきた、強風のたびに大きく揺れるという状況
玄関脇や庭の角に1本だけ植えたゴールドクレストが、気づいたら2階の窓に届くほど伸びていた。
最近、なんとなく斜めに見える。
台風の予報が出るたびに、夜中に窓の外で揺れる姿が気になって眠れない。
9月に入ると、こうしたご相談が増えます。
川口市のお庭でもよく見かけるゴールドクレストは、クリスマスツリーのような円すい形がかわいらしく、小さな苗から育てたという方も多い木です。
ただ、10年ほどで5m近くまで伸びることがあり、植えたときの印象のまま手を入れずにいると、ある年から急に「大きすぎる木」になっています。
この記事では、枯れや生垣の話ではなく、1本立ちで背が高くなったゴールドクレストが傾く・揺れるという状況に絞ってお話しします。

ゴールドクレストが傾きやすい理由は「根が浅いのに上が重い」から
根の張りが浅い木
ゴールドクレストは根の張りが浅い木です。
地面の下で深く踏ん張るタイプではないので、背が伸びても足元の支えはそれに見合うほど増えていきません。
葉がぎっしり詰まって、風をまともに受ける
もうひとつの事情が、枝葉の密度です。
細かい葉がびっしり茂った円すい形は、見た目には整っていても、風を受ける面としては「大きな帆」に近い状態です。
背が高くなるほど上のほうで受ける力が大きくなり、それが浅い根元を揺さぶります。
強い風のたびに大きく揺れる。
揺れるたびに根元の土がゆるむ。
ゆるんだところに次の風が来る。
傾きはこうした積み重ねで少しずつ進むことが多いんです。
大きく切り詰めて「作り直す」ことが難しい
意外と盲点なのがここ。
ゴールドクレストは、葉のない茶色い枝から新芽が出ません。
背が高すぎるからといって、ほかの庭木のように半分の高さまでバッサリ切って作り直す、というやり方が使えないんです。
葉のない部分まで切り下げると、その部分は茶色いまま残ってしまいます。
つまり「傾いたら低く切り戻せばいい」という発想が通用しにくい木。
だからこそ、傾きの段階に合わせて対処を選ぶことが大切になります。
写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
支柱で持たせる・芯止めで高さを抑える・伐採する、どれを選ぶか
お客様からよく聞かれるのが「まだ切らなくても大丈夫ですか?」という質問です。
私たちは、傾きの進み具合と、倒れたときにどこへ向かうかの2点で考えます。

揺れは大きいが、傾きはまだ目立たない:支柱で持たせる
強風で揺れるものの、風がやめば元の位置に戻る段階なら、支柱で幹を支えて揺れを小さくする方法が候補になります。
揺れが減れば、根元の土がゆるむのも抑えやすくなります。
ただ、支柱は「今の高さのまま持たせる」ための手段です。
木はこれからも伸びますから、支柱をつけて終わりにはなりません。
背が高くなりすぎて上が重い:芯止めで高さを抑える
芯止め(しんどめ)とは、木のてっぺんにある一番上に伸びる枝、いわゆる「芯」を切って、それ以上の上への伸びを抑える作業のことです。
上のほうの重さと風を受ける面が減るので、揺れ方が変わってきます。
注意したいのは、先ほどの「茶色い枝から芽が出ない」性質。
止める位置は、葉がしっかり残っているところに限られます。
どこまで下げられるかは木によって違うので、現地で枝の中を覗いて判断することになります。
傾きが戻らない・根元が浮いてきた:伐採を考える
風がやんでも傾いたまま戻らない、根元の土が盛り上がったり割れたりしている。
この段階まで来ると、支柱や芯止めで持たせるのは難しくなってきます。
正直にお伝えすると、この木は切りどきですね、と私たちがお話しすることが多い状態です。
伐採したあと切り株を残すか、根っこごと抜くかは、その場所をどう使いたいかで決めます。
次に何か植えたい、土を平らにしたい、という場合は抜根まで考えておくと後で困りません。
3つの方法の比較
| 方法 |
向いている状態 |
料金の目安(自社料金表) |
気をつけたい点 |
| 支柱で持たせる |
揺れは大きいが、風がやめば元に戻る |
木の大きさ・設置場所で変わるため、現地で見積り |
高さはそのまま。 伸び続けるので定期的な見直しが必要 |
| 芯止めで高さを抑える |
傾きは軽いが、背が高く上が重い |
剪定1本3,300円〜。 中木(3〜5m)は料金表ではシマトネリコ・ヤマボウシで1本11,000〜22,000円。 ゴールドクレストは状態を見て見積り |
葉が残る位置までしか下げられない。 大きく低くはできない |
| 伐採する |
傾きが戻らない、根元が浮いている、倒れる先に家や道路がある |
1m未満3,300円〜/1〜3m 8,800〜16,500円/3〜5m 16,500〜33,000円/5m以上33,000円〜(要見積・抜根含まず) |
抜根は+5,500〜22,000円(サイズ別)。 脚立・高所作業車が必要な場合は+5,500円〜 |
樹高は、低木(3m未満)・中木(3〜5m)・高木(5m以上)の3区分で考えています。
10年ほどたったゴールドクレストは、中木から高木の境目あたりにいることが多いと思います。
隣家や道路に倒れて被害が出る前に、植木屋さんへ相談したいサイン
自分で様子を見るとき、次のような変化があったら、台風が来る前に一度プロに見てもらうことをおすすめします。
- 風がない日でも、幹がはっきり斜めに見える
- 去年の写真と比べて、傾きが大きくなっている
- 根元の土が盛り上がっている、ひびが入っている、すき間ができている
- 揺れたときに根元ごと動いているように見える
- 傾いている方向に、隣の家・塀・車・道路・電線がある
とくに最後の「倒れる方向」は大事です。
同じ傾き具合でも、倒れる先が自分の庭の芝生なのか、お隣の車庫なのか、人が通る道路なのかで、急ぐ度合いがまったく変わります。
庭木が倒れて他人の家や通行人に被害が出た場合、持ち主の責任が問われることもあります。
細かい扱いはケースによって違いますが、「倒れてから考える」より「倒れる前に手を打つ」ほうが、ご自身にとってもご近所にとっても安心なのは間違いありません。

自分でやって失敗するケースで多いのが、これ
よくご相談いただくのが、脚立に乗ってご自身で上を切ろうとして、途中で手に負えなくなったというケースです。
- 傾いた木に脚立を立てかけると、木ごと揺れて足場が安定しない
- てっぺんを葉のない位置まで切ってしまい、茶色い部分が残ったまま戻らない
- 切った枝が思った方向に落ちず、塀やフェンスに当たる
傾いている木は、まっすぐな木より力のかかり方が読みにくいんです。
背丈を超える高さの作業は、無理をしないのが一番だと思います。
業者に頼むときに確認しておきたいこと
見積りをとるときは、伐採と抜根が別料金か、高所作業の費用がかかるか、そして切った枝や幹の処分費が含まれているかを確認しておくと、あとで「思っていた金額と違う」を防げます。
私たちの場合、切った枝葉や伐採した木は回収して持ち帰りますが、量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
背の高いゴールドクレストを1本伐採すると、枝葉の量は見た目より多くなりがちです。
見積りの段階で、この点もはっきりお伝えしています。
川口市のほか、戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区で伺っていて、見積りは無料です。
「まだ切るかどうか決めていない」という段階でのご相談も多いので、支柱で様子を見るべきか、芯止めで足りるか、伐採したほうがいいかを、木を見たうえで一緒に考えます。
よくあるご質問
Q. 傾いたゴールドクレストを、まっすぐに起こし直すことはできますか?
A. 若くて小さい木なら支柱で支えながら様子を見ることもありますが、背が高くなって根元が浮いてきた木を起こし直すのは難しいことが多いです。
無理に起こすと根をさらに傷めることもあるので、まずは状態を見せていただくのが確実です。
Q. 芯止めをすれば、もう伸びなくなりますか?
A. 上への伸びは抑えられますが、横の枝は伸び続けます。
また、葉が残っている位置でしか止められないため、今より大きく低くすることは難しい木です。
高さを抑えたまま付き合っていくなら、定期的な手入れが前提になります。
Q. 台風の前に自分でできる応急処置はありますか?
A. 木の周りにある鉢や物干しなど、倒れたときに一緒に飛ばされそうな物を片付けておくのは効果があります。
一方、傾いた木に登ったり、脚立で上を切ったりするのはおすすめしません。
川口市周辺で台風前にご心配な場合は、早めにご相談ください。
Q. 伐採したあと、切り株は残してもいいですか?
A. 残すこと自体はできます。
ただ、その場所に別の木を植えたい、地面を平らにして使いたいという場合は、根っこごと抜く抜根(+5,500〜22,000円・サイズ別)まで一緒に考えておくと、あとで二度手間になりません。
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トップ写真:ゴールドクレストの木(撮影:メルビル/CC BY-SA 4.0/出典:Wikimedia Commons/トリミング・縮小して使用)