剪定の見積りが思ったより高かった、その理由はたいてい「料金の単位」にあります
「隣の家は安く済んだと言っていたのに、うちの見積りはずいぶん高い」。
剪定のご相談で、こういう声をよくいただきます。
これ、多いんです。
ただ、見積りの中身を一緒に見ていくと、業者が高いのではなく、そもそも料金の数え方が違っていた、ということがほとんどなんです。
剪定の料金は「1本いくら」で数える場合もあれば、生垣のように「長さで」数える場合もあり、職人が「1日いくら」で動く場合もあります。
単位が違えば、同じ庭でも金額の出方はまったく変わってきます。
この記事では、伐採の話はいったん脇に置いて、剪定だけに絞ります。
料金の単位の違い、同じ木でも金額が上がる条件、そして秋に剪定を頼む前に伝えておくと見積りの食い違いが減ること。
私たちが川口市で日々ご相談を受けている中で、お客様から聞かれることの多い順にまとめました。

剪定料金の3つの数え方|1本ごと・生垣の長さ・職人の日当
まずは料金の単位です。
ここを押さえておくだけで、見積書の読み方がぐっと楽になると思います。
1本ごとの単価(樹高で段階が分かれる)
シマトネリコ、モミジ、キンモクセイのように、1本ずつ立っている木を数える方法です。
多くの業者は「高さ」で段階を分けていて、背の高い木ほど単価が上がります。
高い木は脚立やはしごの掛け替えが増えて、そのぶん手間も危険も増えるからなんですね。
私たちトムズの場合は、剪定1本3,300円〜(税込)からお受けしています。
「〜」の部分は、木の高さや枝の込み具合で変わる部分です。
生垣の長さ単価(m数で数える)
カナメモチ(赤い葉の生垣)やマキ、ツゲなど、何本もの木がつながって壁のようになっている生垣は、1本ずつ数えるとかえって分かりにくくなります。
そこで「何mあるか」と「高さ」で数えるのが一般的です。
意外と盲点なのが、生垣は「表と裏の両面」を刈るかどうかで手間が倍近く変わること。
お隣側の面も刈るのか、道路側の片面だけなのか。
ここを伝え忘れると、見積りがずれます。
職人の日当制(人数×日数)
木の本数が多いお庭や、松の手入れのように1本にじっくり時間をかける木だと、「職人1人が1日いくら」で数える業者もあります。
庭全体をまとめて整えたいときには分かりやすい反面、作業がどれくらいで終わるかは当日の進み具合しだい、という面もあります。
3つの数え方の違い
| 数え方 |
向いている庭木 |
金額が変わる主な要素 |
見積りで確認したいこと |
| 1本ごとの単価 |
シンボルツリー・単独で立つ庭木 |
木の高さ、枝葉の量、作業場所 |
高さの区切りはどこか、運搬・処分料は別か |
| 生垣の長さ単価 |
カナメモチ・マキ・ツゲなどの生垣 |
長さ(m)、高さ、両面か片面か、厚み |
両面・片面どちらの金額か、天面も含むか |
| 職人の日当制 |
本数の多い庭・松など手間のかかる木 |
人数、日数、作業の難しさ |
何人で何日の想定か、延びた場合の扱い |
どの数え方が得かは、お庭しだいです。
木が2〜3本なら1本ごとのほうが読みやすいですし、生垣が長く続くお宅なら長さで数えたほうが見積りの根拠が見えやすい。
大事なのは、比べるときに単位をそろえることなんです。
写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
同じ木でも見積りが上がる4つの条件
「同じキンモクセイなのに、よそのお宅より高いのはなぜ?」。
これもよく聞かれます。
木の種類や高さが同じでも、置かれている場所や状態で手間はかなり変わります。
1. 高所での作業になる
脚立で届く高さを超えると、はしごを木に掛けて登ったり、枝の上で体を固定しながら切ったりする作業になります。
落ちた枝が屋根やカーポートに当たらないよう、ロープで吊りながら下ろすことも。
安全のための段取りが増えるぶん、金額に反映されます。
2. 道路側・お隣側に枝が出ている
道路に面した木は、通行する人や車に枝が落ちないよう、見張り役を立てて作業することがあります。
道路に作業車を停めたり、道路上で作業したりする場合は、道路交通法にもとづく道路使用許可を警察署に申請しなければならないケースも。
お隣の敷地に枝が越境している場合も同じで、お隣に一声かけてから入らせてもらうなど、作業以外の手間が増えるんですね。
3. 枝葉の量が多い(何年も切っていない)
よくご相談いただくのが、「3〜4年ぶりに頼みたい」というケースです。
何年も伸ばしっぱなしにした木は、内側に枯れ枝が溜まり、外側も太い枝が暴れています。
毎年手入れしている木と比べて、切る量も時間もまるで違う。
「この木はもう切りどきを少し過ぎていますね」とお伝えすることも少なくありません。
4. 切った枝葉の運搬・処分が多い
ここは見積りの食い違いがいちばん起きやすいところです。
剪定で出た枝葉は、その場に置いていくわけにはいきません。
トラックに積んで運び、処分場で処分します。
トムズでは切った枝葉は回収して持ち帰りますが、量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
剪定の料金とは別の項目になる、ということです。
業者によって「処分費込み」の場合もあれば、別途の場合もあります。
ほかの業者さんと比べるときは、処分費込みの金額なのかどうかを必ず確認しておきましょう。
ここをそろえずに比べると、安く見えたほうが実は高かった、ということが起こりやすいんです。

自分で剪定して失敗し、かえって料金が上がるケース
「少しでも安くしたいから、届くところだけ自分で切っておこう」。
そのお気持ちは、とてもよく分かります。
ただ、自分でやって失敗するケースで多いのが、外側の葉だけを刈り込んで、中の枝を残してしまうパターンです。
表面はすっきりして見えても、内側は枝が混んだまま。
翌年はそこから細い枝がわっと吹き出して、かえって形を戻すのに手間がかかることがあります。
もうひとつは、太い枝を途中で切って、切り口から枯れ込ませてしまうケース。
枝は付け根の少し外側で切るのが基本で、途中で切ると傷口がふさがりにくいんですね。
手の届く低い枝の整理や、生垣から飛び出した枝を少し落とす程度なら、ご自身でも十分できると思います。
反対に、はしごが必要な高さ、太い枝、道路側にかかる枝は、無理をせずプロに任せたほうが安全です。
秋の剪定を頼む前に伝えておくと見積りがずれない5つのこと
秋は、夏に伸びた枝を整えて、すっきりした姿で年を越したいというご相談が増える時期です。
川口市やその周辺でも、台風シーズンのあとに「枝が道路にはみ出してきた」というお問い合わせが重なります。
見積りの段階で次の5つを伝えていただくと、当日になって「思っていた内容と違う」ということがぐっと減ります。
- 木の本数と、だいたいの高さ:「2階の窓くらい」「自分の背より少し高い」程度の伝え方で大丈夫です。
- 生垣の長さと、刈る面:両面か片面か、お隣側に入れるかどうか。
- どのくらい切りたいか:「形を整える程度」なのか「ひと回り小さくしたい」のか。
切る量で処分量も変わります。
- 作業場所の条件:道路側か、お隣との境か、車を停められる場所があるか。
- 前回いつ切ったか:毎年なのか、数年ぶりなのか。
写真を1〜2枚送っていただけると、さらに正確になります。
木の全体が写る引きの写真と、道路やお隣との位置関係が分かる写真があると助かる、というのが私たち職人の本音です。
それから、秋の剪定は「整える」くらいにとどめるのが安心な木もあります。
たとえばツツジやサツキは、夏以降に翌春の花芽をつくるので、秋に深く刈り込むと春に花が咲かなくなってしまいます。
花を楽しみたい木があれば、それも事前にお伝えください。
木ごとに切り方を変えます。

よくある質問
Q. 庭木の剪定料金は、見積りの時点でいくらか確定しますか?
現地で木を見てお出しした見積りが基本です。
トムズでは見積りは無料です。
ただし枝葉の量が多く、運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)がかかる場合は、その旨も見積りの段階でお伝えしています。
Q. 1本だけでも頼めますか?
はい、1本からお受けしています。
剪定1本3,300円〜(税込)です。
ほかの木もついでに見てほしい、というご相談ももちろん大丈夫です。
Q. 業者によって見積りの金額が大きく違うのはなぜですか?
多くは料金の単位(1本ごと・長さ・日当)と、運搬・処分費が込みか別かの違いです。
比べるときは、この2点をそろえて見てみてください。
Q. 川口市以外でも来てもらえますか?
川口市のほか、戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区に伺っています。
Q. 秋と冬、剪定はどちらに頼むのがいいですか?
木の種類によって違います。
伸びた枝を軽く整えるなら秋、落葉樹の骨格を整えるような強めの剪定は葉が落ちた冬が向いていることが多いです。
どの木をどうしたいか教えていただければ、時期も含めてご提案します。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
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トップ写真:川口市・戸塚中台公園(撮影:Souka Kinmei/CC BY 4.0/出典:Wikimedia Commons)