川口市で庭木の葉が黒くすすけた・枝に白い粒がびっしりついたとき|カイガラムシの排泄物にカビが生える「すす病」かを見分ける手順と、虫のついた混んだ枝ごと切って風通しを戻す剪定、薬をまく前に確かめることと植木屋さんに頼む目安

川口市・川口市立グリーンセンターの風景

葉が黒くすすけて枝に白い粒がある。まず確かめてください

庭木の葉が、すすをかぶったように黒くなっている。よく見ると枝に白い粒や白い綿のようなものがびっしりついている。川口市のお庭でも、この2つが一緒に出ているというご相談をよくいただきます。

この組み合わせなら、疑います。

すす病は、葉の中から腐っていく病気ではありません。カイガラムシやアブラムシなどの虫が出すベタベタした排泄物、空気中のカビが生えて黒く見えている状態です。つまり、黒いのは葉の表面に乗っているカビで、もとをたどると原因は枝についている虫、ということになります。

だから最初にやってほしいのは、黒い葉を1枚、指かティッシュでこすってみることなんです。すす病なら黒い膜がはがれて、下から緑の葉が出てきます。拭いても落ちない黒い斑点なら、葉そのものの病気など別の原因かもしれません。

川口 剪定 葉が黒い すす病

すす病とカイガラムシかどうかを見分ける手順

見分けるのに道具はいりません。上から順に見ていけば、だいたいの見当がつきます。

  • 手順1: 黒い部分を拭いてみる。はがれて下が緑なら、すす病の可能性が高いです。
  • 手順2: 葉や枝を触ってベタつくか確かめる。ベタつきは虫の排泄物が残っているしるしです。
  • 手順3: 黒い葉のある枝を見る。排泄物は上から垂れて下の葉に落ちるので、虫は黒い葉より上の枝や葉の裏にいることが多いんです。
  • 手順4: 白い粒を爪や竹串で押してみる。ポロッと取れて、裏が湿っていたり中身が出たりすれば、カイガラムシの可能性が高いです。
  • 手順5: アリが幹を行き来していないか見る。アリは甘い排泄物を目当てに集まるので、虫がいる目印になります。

意外と盲点なのが、白いものの正体がカイガラムシとは限らないこと。葉の表面に白い粉がうっすら広がっているなら別の病気、葉を揺らすと小さな白い虫が飛ぶなら別の虫かもしれません。似た見た目のものを表にまとめました。

見た目 触ったとき・揺らしたとき 考えられる原因
葉が黒くすすけている 拭くとはがれ、下は緑 すす病
葉に黒い斑点がある 拭いても落ちない 葉そのものの病気など、すす病以外
枝に白い粒・白い綿がびっしり 押すと取れ、動かない カイガラムシ
葉の表面が白い粉をまぶしたよう 粉が薄く広がっている カビによる別の病気
葉の裏に小さな白い虫 揺らすと飛ぶ コナジラミなど、カイガラムシ以外の虫

黒いすすと白い粒がセットで出ているなら、まずカイガラムシが原因と考えて進めるのが近道だと思います。

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虫のついた混んだ枝ごと切って、風通しを戻す剪定

すす病の黒い膜だけを拭き取っても、虫が残っていればまた排泄物が落ちて、黒くなります。すす病を減らすには、もとになる虫を減らすこと。これに尽きます。

カイガラムシは、枝が込み合って風も日も通らない場所に集まりやすい虫です。私たちが現場で見ても、虫がびっしりついているのは木の内側の混んだ枝、ということがほとんど。ですから、虫を1匹ずつ取るより、虫のついた混んだ枝ごと切ってしまうほうが早くて確実なんです。

切る枝の選び方

  • 白い粒が特に多くついている枝
  • 木の内側に向かって伸びている枝
  • ほかの枝と交差したり、こすれ合ったりしている枝
  • 幹の根元から細く何本も出ている枝
  • 枯れている枝

切るときは、枝の途中でぶつ切りにせず、付け根から切るのが基本です。途中で切ると、切り口のまわりから細い枝が何本も出て、かえって混み合ってしまいます。

切り終わったら、木の向こう側がところどころ透けて見えるくらいが目安。風が抜けるようになると、虫がつきにくく、葉も乾きやすくなります。

川口 剪定 葉が黒い すす病

残す枝の虫は、こすって落とす

切りたくない太い枝についた虫は、使い古しの歯ブラシや竹串でこすり落とします。下に新聞紙やシートを敷いておくと片付けがラクです。

自分でやって失敗するケースで多いのが、一度に枝を切りすぎること。葉を一気に減らすと木が弱って、かえって回復に時間がかかります。分けて切るのも、庭師がよく使う手なんです。

切った枝には虫がついたままです。庭に置きっぱなしにせず、袋に入れて早めに片付けてください。

薬をまく前に確かめることと、植木屋さんに頼む目安

薬をまく前に確かめる4つのこと

考える方も多いのですが、その前に確かめてほしいことがあります。

  • 本当にカイガラムシか: 原因が違えば、効く薬も違います。上の表で見当をつけてからにしてください。
  • ラベルに今の木と虫が書かれているか: 薬は、ラベルに書かれた木の種類・虫・使い方を守って使うのが決まりです。
  • 今の時期に効くか: 殻やロウのような白い膜をかぶった成虫には、薬がしみ込みにくいんです。孵化したばかりの幼虫の時期のほうが効きやすく、その時期は虫の種類によって違います。ラベルの使用時期を確認してください。
  • まわりに配慮できるか: 風のある日は避ける、洗濯物や車、お隣との境目、池や水路に飛ばないようにする、などの配慮が要ります。

薬は剪定のではなくです。混んだ枝を切って虫の数を減らしてからまくほうが、薬の量も少なく済みます。

川口市で植木屋さんに頼む目安と費用

次のどれかに当てはまるなら、ご自分で抱え込まずに植木屋さんへ相談したほうが早いかもしれません。

  • 脚立に乗らないと届かない高さに虫が広がっている
  • 木全体が黒くなっていて、どこから手をつけていいか分からない
  • 切っても切っても、翌年また同じ状態になる
  • 生け垣など、何本もの木に広がっている

私たちお庭の便利屋トムズでは、川口市をはじめ戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区で庭木の剪定と消毒をお受けしています。剪定は、お見積りは無料です。切った枝葉は回収して持ち帰りますが、量が多い場合は運搬・処分料別途申し受けます。どこの業者に頼む場合も、処分費が料金に含まれているかどうかは事前に確認しておくと安心ですよ。

川口 剪定 葉が黒い すす病

よくある質問

Q. すす病になった葉は、全部取ったほうがいいですか?

A. 全部取る必要はありません。黒い膜は拭いたり雨で流れたりして落ちていきます。ただ、黒い膜が葉の表面をふさいでいる間は日が当たりにくくなるので、手の届く範囲は濡れた布で拭いておくと見た目も早く戻ります。

Q. すす病はほかの木にうつりますか?

A. すす病そのものより、もとになっているカイガラムシのほうに注意してください。虫が広がれば、その先の木でもまた黒くなります。切った枝は庭に残さずに片付けるのが大事です。

Q. 剪定するのに良い時期はありますか?

A. 木の種類によって切りどきは違います。ただ、虫がびっしりついた枝はそのままにしておくほど広がるので、時期を問わず早めに取り除いたほうがいい場合もあります。迷ったら、木の種類と今の様子を見てから判断しますので、写真を撮っておいていただくとご相談がスムーズです。

Q. 一度きれいにすれば、もう出てきませんか?

A. 残念ながら、ゼロにはなりにくい虫です。ただ、混んだ枝を定期的に切って風通しを保っておくと、つく数はぐっと減ります。毎年同じ木で出るなら、剪定の頻度を見直す合図だと思います。

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トップ写真:川口市・川口市立グリーンセンター(撮影:ぺいぺい/CC BY-SA 4.0/出典:Wikimedia Commons)