「親が手入れしていた庭を、もう自分では管理できない」——川口市でこのご相談が本当に増えました。転勤、親御さんの入院、ご自身の体力の変化。理由はさまざまですが、行き着く先は同じです。庭が荒れる。
そこで出てくるのが「庭じまい」という選択。庭木や植栽を整理して、手のかからない状態にすることです。ただ、いざ業者に頼もうとすると迷いますよね。全部撤去すべきなのか、一部残すべきなのか。そして費用はいくらかかるのか。
私たちは川口市を中心に庭木の伐採・剪定をしてきました。この記事では、庭じまいを「どこまで片づけるか」の3段階で整理して、費用が動く仕組みと見積り時の確認点をお伝えします。

庭じまいは「全部撤去」だけじゃない。3段階で考える
ご相談で一番多い誤解が、これ。「庭じまい=更地にする」だと思い込んでいらっしゃるケースです。
実際は違います。目的は「管理できる状態に戻すこと」であって、木をゼロにすることじゃないんです。先日、川口市内のお宅で「全部切ってください」と言われて伺ったら、立派なモッコクが1本。奥様が「これは主人が植えたので……」と。結局その1本だけ残して、あとは撤去+防草シートで仕上げました。ご予算も当初の想定よりだいぶ抑えられています。
段階1:全撤去(更地に近づける)
庭木・低木・生垣をすべて伐採し、伐根(ばっこん=根っこごと掘り起こすこと)まで行う方法。売却予定の土地、駐車場に変える予定、相続した空き家の管理——こういうケースで選ばれます。費用は一番かかりますが、その後の手間はゼロに近くなります。
段階2:部分撤去(残す木を決める)
手のかかる木・大きくなりすぎた木だけを撤去して、思い入れのある木や日陰をつくる木は残す方法。実はこれが一番多い。庭としての見た目も保てて、費用も抑えられます。
残す木は「今後も剪定に来てもらえる本数」で決めるのがコツですね。年2回の剪定で回せるのは、一般的なご家庭で3〜5本くらいでしょうか。
段階3:防草処理(雑草だけ止める)
木は残すけれど、下草だけどうにかしたい。この場合は草刈り後に防草シートを施工します。木を切らないので費用は最小。ただし「もう草刈りに来なくていい状態」にするには、シートの重ね幅や端の処理をきちんとやる必要があります。
3つの方法を比べるとこうなります
| 方法 |
作業内容 |
向いているケース |
作業後の手間 |
| 全撤去 |
全木伐採+伐根+整地+防草処理 |
売却・駐車場化・空き家管理 |
ほぼゼロ |
| 部分撤去 |
指定木の伐採(伐根は選択)+残す木の剪定 |
住み続けるが管理を軽くしたい |
年1〜2回の剪定 |
| 防草処理のみ |
草刈り+防草シート施工 |
木は気にならない、草だけつらい |
年1回の点検程度 |
ちなみに、いきなり全撤去を決めなくても大丈夫。まず部分撤去で様子を見て、数年後に残りを整理する方も川口市には結構いらっしゃいます。

費用が変わる仕組みは、たった3つ
お客様から一番聞かれるのが「なんで見積りが業者ごとにこんなに違うんですか」。答えはシンプルで、次の3つの見積り方が違うからです。
① 伐採する本数と、木の大きさ
当たり前に聞こえますが、ここが基本。高さ3mのモチノキなら1本1〜2時間、これが7mを超えて電線が近い、隣家との境界ギリギリ、となると話が変わります。上から順に短く切り下ろす作業になるので、同じ「1本」でも手間は数倍。
私たちの剪定は1本3,000円〜としていますが、伐採は木の高さ・幹の太さ・周囲の状況で現地を見てから出しています。写真だけで金額を確定させる業者には、少し慎重になったほうがいいと思います。
② 伐根するか、切り株のまま残すか
これ、費用差が大きいところ。
地際で切るだけなら比較的短時間で終わります。でも根っこごと抜くとなると、掘る・切る・引き抜くの工程が加わり、木によっては半日仕事。とくにサンゴジュやカイヅカイブキのような生垣系は根が横に張っていて、抜き始めると想像の倍出てくることがあります。
ただし切り株を残すと、樹種によってはひこばえ(幹や根元から出てくる新しい芽)がまた伸びます。根っこごと抜かないとまた生えてくる、というのは本当。防草シートを敷く予定なら、伐根はセットで考えたほうがいいですね。
③ 出た枝葉・伐採木の処分量
意外と盲点。
庭じまいは剪定と違って、出る量が桁違いです。生垣10mを撤去すると、軽トラック1台では収まらないことも珍しくありません。私たちは切った枝葉・刈草・伐採木を回収して持ち帰りますが、量が多い場合は運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
ここを見積書に書いていない業者だと、作業後に想定外の金額が乗ることがあります。金額の話は、着手前にはっきりさせておくのがお互いのためです。
見積りのときに確認しておきたいこと
庭じまいは一度きりの作業なので、比較のしかたを知らないまま決めてしまいがち。最低限、次の点は聞いておいてください。
- 処分費が込みか別かを明記してもらう——「一式」だけの見積書は要注意。込みなのか別途なのか、別途なら目安はいくらか、必ず文字で残してもらいましょう
- 伐根の有無が書かれているか——「伐採」とだけ書かれている場合、切り株が残る前提かもしれません
- 整地までやるのか——抜いた後の穴を埋め戻して均すところまで含むのか、確認を
- 残す木の今後をどう考えているか——庭じまい後に何本残り、年何回の手入れが必要になるのか説明してくれる業者は信頼できます
- 近隣への配慮——大きな木の伐採は音も出ますし、枝が隣地に落ちることも。事前挨拶をどうするか話しておくと安心です
それと、ご自身での作業について一言。自分でやって失敗するケースで多いのが、太い枝を下から切って、途中で幹の皮ごと裂けてしまうパターン。落下方向も読めなくなります。チェーンソーの反動(キックバック)も、慣れていない方には本当に危ない。低木の刈り込みくらいまでにしておくのが賢明かと思います。

よくある質問
Q. 庭じまいは何月にやるのがいいですか?
伐採自体は一年中できますが、落葉樹は葉が落ちた冬(12〜2月)だと運び出す量が減って作業が早く進みます。逆に防草シートを敷くなら、雑草が伸びきる前の春先か、刈り込んだ直後の秋がやりやすいですね。急ぎでなければ冬をおすすめすることが多いです。
Q. 切った木は自分で処分しなくていいのですか?
私たちが回収して持ち帰ります。ただし量が多い場合は運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けますので、見積りの段階でおおよその量をお伝えします。
Q. 空き家なのですが、立ち会いは必要ですか?
川口市内で管理されている空き家のご依頼もお受けしています。見積り時に一度現地でご説明できると確実ですが、難しい場合は写真と図面である程度お伝えして、当日の詳細は電話でやり取りする形も可能です。
Q. 全部撤去したあと、また草が生えませんか?
生えます。土がむき出しのままだと、半年もすれば元通りになることも。撤去後に防草シートや砂利敷きまでセットで考えておくと、その後が本当に楽になります。ここまで含めて「庭じまい」と考えていただくのがいいと思います。
Q. 見積りだけお願いしてもいいですか?
もちろんです。お見積りは無料ですし、その場でご契約いただく必要もありません。他社さんと比べていただいて構いません。むしろ、比べたうえで納得して決めていただいたほうが、私たちも気持ちよく作業できます。
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