カイヅカイブキの下枝が枯れ上がる・内側が茶色くスカスカになるのはなぜ?
「生垣の足元だけ茶色くなってきた」「外から見ると緑なのに、覗くと中がスカスカ」。
カイヅカイブキについて、秋によくいただくご相談です。
これ、多いんです。
カイヅカイブキは葉がびっしり詰まる木です。
外側の葉が厚くなるほど、内側と下のほうには光が届きにくくなります。
光の当たらない葉は木にとって「働かない葉」になるので、木は自分でその葉を落としていきます。
枝が混み合って風が通らないと内側が蒸れて、茶色くなるのがさらに早まります。
つまり病気や虫より先に疑ってほしいのは、日当たりと枝の混みです。
川口市の住宅地では、隣の家の壁やブロック塀と生垣の間が狭く、北側や塀側の下枝だけが枯れ上がっている、という形をよく見かけます。

まず見てほしい3つのポイント
- 茶色いのは「下のほう」か「内側」か「一部の面だけ」か
- 茶色い面の前に、塀・壁・ほかの木など光をさえぎる物がないか
- 外側の緑の葉が分厚く、手を入れても奥が見えないほど詰まっていないか
下と内側がじわじわ茶色くなっていて、外側の緑は元気。
この形なら日陰と混みが主な原因だと考えられます。
逆に、外側の緑の部分まで急に色が抜けてきたり、一本の枝だけが丸ごと枯れたりしているなら話は別。
根元の傷みや幹の傷など、ほかの原因も疑ったほうがいい状態です。
茶色い所まで切ると杉のような葉が出る・その境目
「茶色い所が見苦しいから、そこまで刈り込んでしまえばいいのでは」。
お客様から聞かれることがいちばん多いのが、この質問です。
ここが、カイヅカイブキのいちばん気をつけたいところなんです。
カイヅカイブキは、緑の葉が残っている枝からは新しい芽が出ます。
ところが、葉がすっかりなくなった茶色い枝の部分から芽を吹かせる力はとても弱い木です。
茶色いところまで深く切り込むと、そこからはほとんど芽が出ないか、出ても見慣れたモコモコの葉ではなく、チクチクした杉のような尖った葉が出てくることがあります。
これがいわゆる「先祖返り」。
カイヅカイブキがもともとのイブキの性質に戻ろうとして出る葉で、一度出ると見た目がまだらになってしまいます。
境目の目安はシンプルです。
- 切った先に緑の葉が残る位置まで → 新しい芽が出やすい
- 緑を全部取って茶色い枝だけにする位置 → 芽が出にくい・杉のような葉が出やすい
意外と盲点なのが、外から見て緑でも、その奥はもう茶色いという枝。
表面を一皮むくつもりで刈ったら、中が丸見えになってしまった。
自分でやって失敗するケースで多いのがこれです。
刈り込みバサミを入れる前に、手で枝をかき分けて、どこまで緑が続いているかを確かめてみてください。

写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
10月の刈り込みで残せる枝・残すべき枝
秋の刈り込みは、伸びすぎた外側を整えて冬を迎えるための手入れです。
ここで形を大きく変えようとすると、先ほどの「茶色い所まで切ってしまう」失敗につながりやすいんですよね。
10月は形を直すより、光と風を中に入れることを目的にしたほうがうまくいくと思います。
残す枝
- 先端に緑の葉がしっかり付いている枝(外側は緑の範囲内で軽く刈る)
- 下のほうでまだ緑が残っている枝。
少しでも緑があれば、そこが回復の足がかりになります
抜いていい枝
- 根元から先まで完全に茶色くなり、曲げるとポキッと折れる枯れ枝
- 内側で交差していたり、重なって光をふさいでいる枝
枯れ枝は付け根から抜きます。
中途半端に残すと、そこにまたゴミや落ち葉がたまって蒸れの原因になるからです。
枯れ枝を抜くだけで、内側に光が入り、残った枝の葉が保ちやすくなります。
ただ、正直にお伝えすると、一度スカスカになった下枝が元のびっしりした状態まで戻るかというと、難しいことが多いです。
カイヅカイブキは裸になった枝から芽吹きにくい木なので「今ある緑を守る」が現実的な目標だと考えてください。
状態別・自分でできることと相談したほうがいいこと
| 今の状態 |
主な原因の見立て |
自分でできること |
プロへの相談 |
| 内側だけ茶色い・外側は元気 |
枝の混み・蒸れ |
完全な枯れ枝を付け根から抜く、外側は緑の範囲で軽く刈る |
高さがあって手が届かない時 |
| 下枝が枯れ上がって足元が見える |
日陰・上の枝の茂りすぎ |
上部を緑の範囲で薄くして下に光を入れる |
見た目を戻したい時は早めに |
| 塀側・北側の一面だけ茶色い |
周りの物による日陰 |
塀との間の枯れ枝と落ち葉を取り除く |
面全体が茶色なら作り直しも検討 |
| 外側の緑まで急に色が抜けてきた |
根や幹の傷みなど、別の原因の可能性 |
むやみに切らず様子を写真で記録 |
早めに見てもらうのがおすすめ |
植木屋さんに生垣の作り直しを相談する目安と費用の見方

次のどれかに当てはまったら、刈り込みで整えるより、生垣そのものをどうするか一度相談してみてもいいタイミングかもしれません。
- 下枝が抜けて、人の目線より下が向こう側まで見通せてしまう
- 片面がほぼ茶色で、緑が外側の薄い層しか残っていない
- 高さが伸びすぎて、上を詰めると茶色い所が出てしまう
- 以前の強い刈り込みで杉のような葉があちこちに出ている
こうなった生垣は、手入れを重ねても目隠しとしての役目がなかなか戻りません。
選択肢としては、傷んだ株だけを抜いて植え替える、高さを下げて別の木に替える、思い切って生垣をやめて別の目隠しにする、といった方法があります。
どれが合うかは、日当たりや塀との距離、どこまで目隠しが必要かで変わるので、現地を見てから一緒に考えるのがいちばんだと思います。
植木屋さんに相談するときは、茶色い面と木全体が写った写真があると話が早いです。
費用の見方
お庭の便利屋トムズでは、剪定は1本3,300円〜(税込)、お見積りは無料です。
生垣は本数や長さ、高さによって手間が大きく変わるので、現地か写真で確認してから金額をお出ししています。
切った枝葉は回収してお持ち帰りします。
ただし、量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
カイヅカイブキの生垣は枯れ枝を抜くだけでも意外と量が出るので、どこに頼む場合でも「処分費は込みか別か」を見積りの段階で確かめておくと安心です。
川口市のほか、戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・緑区でもご相談をお受けしています。
カイヅカイブキの下枝枯れ・よくある質問
Q. 茶色くなった下枝は、放っておけばまた緑に戻りますか?
A. 葉がすっかり落ちて茶色くなった枝が、元のように緑で埋まることはあまり期待できません。
ただ、枝にまだ緑が少しでも残っていれば、光が入るようにしてあげることでその緑を保ちやすくなります。
Q. 肥料をあげれば下枝は復活しますか?
A. 下枝枯れの多くは光が足りないことが原因なので、肥料だけで解決するのは難しいと私たちは考えています。
まずは枝の混みと日陰を減らすほうが先です。
Q. 杉のような葉が出てしまいました。どうすればいいですか?
A. 杉のような葉が出た枝は、付け根から取り除くのが基本です。
そのままにしておくと、その枝ばかりが伸びて見た目のまだらが広がりやすくなります。
広い範囲に出ている場合は、生垣全体の作り方を見直す時期かもしれません。
Q. 10月に自分で刈り込んでも大丈夫ですか?
A. 外側の緑の範囲で軽く整える程度なら大丈夫です。
茶色い所まで深く切り込む作業や、脚立が必要な高さの作業は、無理をせず相談してください。
川口市周辺なら写真でのご相談もお受けしています。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
見積り無料・出張費無料・キャンセル料無料
メールでのお問い合わせはこちら →
受付時間: 8:00〜20:00(LINE・メール24時間対応)