「今年は柿が少ない」と気づいた10月に、まず見分けたい3つの原因
色づきはじめた柿の木を見上げて、「あれ、去年より明らかに少ない」と感じる。
10月はそういうご相談が増える時期です。
実が減る理由はいくつかありますが、庭の柿の木でよく見るのは次の3つです。
- 枝先を全部切り詰めてしまい、翌年の花のもとを落とした
- たくさん実った年の翌年に減る「隔年結果(かくねんけっか)」が起きている
- 木が高く茂り、内側の枝に日が入っていない
どれか1つだけのこともあれば、2つ重なっていることもあります。
原因によって手の打ち方がまったく違うので、まずは見分けるところから始めましょう。
実がまだ枝に残っている10月は、どこに実がついているかが一目で分かるので、見分けるにはちょうどいい時期なんです。

枝先を全部切り詰めていないか
いちばん多いのがこれ。
柿は、前の年に伸びた枝の先のほうにある芽から春に新しい枝が出て、その新しい枝に花が咲き、実がなります。
つまり、翌年の実のもとは枝の先のほうに集まっているんです。
見た目を整えようと枝先をそろえて切り詰めると、そのもとを毎年まとめて落とすことになります。
「毎年きちんと手入れしているのに、年々ならなくなった」という場合は、まずこれを疑ってみてください。
たくさん実った翌年ではないか
柿は「なり年」と「休み年」を交互にくり返しやすい木です。
たくさん実をつけた年は木の養分が実に取られ、翌年の花のもとが十分に育ちません。
その結果、翌年は実が減る。
これが隔年結果です。
去年は枝が垂れるほど実ったのに今年は少ない、という場合はこの可能性が高いと思います。
木が弱っているわけではないので、慌てて強く切る必要はありません。
木が高く茂って内側に日が入っていないか
柿の実は、よく日の当たる枝につきます。
何年も手入れせずに木が高くなると、日が当たるのはてっぺんと外側だけになり、内側の枝は細く弱ってきます。
「実はなっているけれど、高すぎて手が届かないところばかり」という状態がこれです。
原因ごとの見分け方|枝と実のつき方を見れば、だいたい分かります
3つの原因は、枝の様子と実のつき方を見るとある程度見分けられます。
下の表は、お客様からよく聞かれる症状を原因ごとに並べたものです。
| 原因 | 木の様子・実のつき方 | 見分けるポイント | 手の打ち方 |
|---|
| 枝先の切り詰め | 木全体で実が少ない。 切り口の下から細い枝がたくさん出ている | 毎年、枝先をそろえて切っていたかどうか | 枝先は残し、混んだ枝を根元から間引く剪定に変える |
| 隔年結果 | 前の年は実が多く、今年は少ない。 枝葉は元気 | 去年の収穫量と比べる | 強く切らない。 なり年に実を間引いて負担を減らす |
| 日当たり不足 | 上や外側にだけ実がつく。 内側の枝が細く、葉も少ない | 木の高さ、内側の暗さ | 内側に光が入るよう枝を抜き、高さを数年かけて下げる |
切り詰めかどうかは、切り口の下を見ると分かります
枝先を毎年切っている木は、切ったところの少し下から細い枝が何本もほうき状に出ていることが多いです。
こういう枝は勢いばかり強くて実をつけにくい。
枝の先が一様にそろって丸く刈られているなら、ほぼ切り詰めが原因だと考えていいと思います。
隔年結果は「去年どうだったか」がいちばんの手がかり
ここは木を見るより、記憶をたどるほうが早いかもしれません。
去年が豊作で、今年の枝葉に元気があるなら隔年結果の可能性が高いです。
この場合、来年は自然と実が戻ることもあります。
次になり年が来たら、実が小さいうちに数を減らしておくと、翌年の休みが軽くなりますよ。
原因が重なっていることも、よくあるんです
高くなった木を一度に低くしようと強く切り詰めると、日当たりの問題と切り詰めの問題が同時に起きます。
「背を低くしたら実がならなくなった」というご相談は、だいたいこのパターンです。
写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
落葉後の12〜2月に、実をつける枝を残す剪定のしかた
柿の剪定は、葉が落ちて枝の形がよく見える12〜2月に行うのが基本です。
この時期は芽の様子も確認しやすく、どの枝に実のもとがあるかを見ながら切れます。

残す枝・切る枝の考え方
基本は「切り詰める」のではなく「間引く」こと。
枝の途中で切るのではなく、要らない枝を付け根から抜きます。
- 残す枝:前の年に伸びた、中くらいの長さで先の芽がふっくらしている枝
- 切る枝:真上に勢いよく伸びた枝、内側に向かう枝、ほかの枝と交差している枝、枯れ枝
- 残した枝の先は切らない。
ここに翌年の実のもとがあります
真上にまっすぐ伸びた勢いの強い枝は、実がつきにくい枝の代表です。
こういう枝を抜くと内側に光が入り、残した枝に実がつきやすくなります。
高くなりすぎた木は、数年かけて下げる
高すぎる柿の木を1回で低くしたい、というお気持ちはよく分かります。
ただ、太い幹や枝を一度に大きく切ると、切ったところから勢いの強い枝が吹き出し、しばらく実がつかなくなりがちです。
私たちは、太い枝を少しずつ減らして何年かかけて高さを下げる方法をおすすめしています。
収穫を続けながら、木を手の届く高さに近づけていく形ですね。
自分でやって失敗しやすいところ
自分で剪定して失敗するケースで多いのが、「形を整えたくて枝先を全部そろえて切る」こと。
庭木の刈り込みと同じ感覚で切ってしまうと、柿の場合はほぼ翌年の実が減ります。
もうひとつは、脚立の上での作業です。
柿の枝は折れやすいと言われていて、枝に足をかけたり体重をあずけたりするのは危険です。
高いところは無理をしないでください。
柿の剪定を植木屋さんに頼む目安と、川口市での料金

次のような場合は、プロに任せたほうが早いし安全だと思います。
- 脚立に乗らないと上の枝に届かない
- どの枝に実のもとがあるのか見分けがつかない
- 何年も手入れしておらず、高さを下げたい
- 切った枝の量が多く、自分では片づけきれない
川口市周辺でも、実のなる木を「どこまで切っていいか分からない」とご相談いただくことはよくあります。
柿は切り方しだいで翌年の収穫が変わる木なので、実のつく枝を見分けて残せる植木屋さんに頼むのがいちばんの近道です。
料金の目安
お庭の便利屋トムズでは、剪定は1本3,300円〜(税込)で承っています。
お見積りは無料です。
木の高さや枝の混み具合で作業量が変わるので、実際に見てから金額をお伝えしています。
切った枝葉は回収して持ち帰りますが、量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
ほかの業者さんに頼む場合も、見積りの段階で処分費が含まれているかどうかを確認しておくと、あとで行き違いになりません。
対応エリアは川口市・戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区です。
10月に「今年は少ない」と気づいたら、収穫が終わって葉が落ちる12〜2月の剪定に向けて、早めに相談しておくと日程も取りやすいですよ。
よくあるご質問
Q. 柿の剪定は収穫のすぐ後にしてもいいですか?
A. 葉が落ちてからのほうがおすすめです。
葉が残っていると枝の形や芽の様子が見えにくく、実のもとがある枝を見分けにくいからです。
落葉後の12〜2月を目安にしてください。
Q. 剪定しなければ実はたくさんなりますか?
A. 数年はなるかもしれませんが、木が高くなり内側に日が入らなくなると、実は上や外側にしかつかなくなります。
収穫しにくくなり、実の数も年によって大きく波が出やすいです。
Q. 実が小さいうちにたくさん落ちてしまいます。剪定で直りますか?
A. 実が途中で落ちる原因は、日当たりや受粉、木の勢いなどいろいろあり、剪定だけで直るとは限りません。
ただ、混みすぎた枝を間引いて日を入れると改善することはあります。
木の状態を見てからお答えするのが確実です。
Q. 毎年切り詰めてきた木でも、また実がなりますか?
A. 枝先を残す剪定に切り替えれば、実のもとがある枝が育ってくるので、時間はかかっても戻ることが多いです。
切り口から出た細い枝を整理しながら、実をつける枝を少しずつ増やしていきます。
トムズの施工事例
川口市・柿の木の剪定
作業前
作業後川口市にて、込み入っていた柿の木を剪定。
重なり合った枝を整理し、樹形と風通しを改善しました。
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