2階まで伸びたシマトネリコは「もう届かない木」として考える
数年前に植えたシマトネリコが、気づいたら2階の窓を覆っていた。
川口市の戸建てにお住まいの方から、こうしたご相談をよくいただきます。
シマトネリコは成長の早い木です。
条件がよければ1年で50cm以上、勢いのある若木なら1m近く伸びることもあります。
植えたときは玄関脇にちょうどいい高さでも、数年で2階の窓に届いてしまうんです。
この高さまで来たら、考え方を変えたほうがいいと私たちは思っています。
「毎年自分で切っていた木」ではなく、「もう届かない高さの木」として扱う。
まずはそこから始めましょう。
脚立で届かない高さを自分で切る危険
自分でやって失敗するケースで多いのが、脚立の一番上に近い段に立ち、手を伸ばして上の枝を切ろうとするパターンです。
体が外に傾き、脚立ごとぐらつきます。
危ないのは転落だけではありません。
- 切った枝がどちらに落ちるか読めず、顔や体に当たる
- 落ちた枝が窓ガラスや雨どい、カーポートの屋根にぶつかる
- 片手でノコギリを使うことになり、刃が滑る
- 足元の植え込みや土が柔らかく、脚立の脚が沈む
2階の高さは、下から見上げて想像するよりずっと高く感じるもの。
「あと少しで届きそう」と感じたときこそ、手を止めてほしいところです。

高さを下げる切り方:付け根から抜いて芯を止める
届かない高さのシマトネリコは、上をバッサリ落とせばいいと思われがちです。
でも、切り方を間違えると翌年にはもっと枝が混み合ってしまいます。
私たちが高さを下げるときは、主に次の2つを組み合わせます。
1. 混み合った枝を付け根から間引く
「間引き(まびき)」というのは、枝を途中で切るのではなく、分かれ目の付け根から丸ごと抜く切り方のことです。
内側に向かって伸びる枝、ほかの枝と交差している枝、同じ方向に何本も並んでいる枝。
こうした枝を根元から抜いていきます。
枝が混むと風が通らず、アブラムシなどが増えやすくなります。
間引けば風通しがよくなり、木の中まで光が入ります。
見た目もすっきりするので、一石二鳥なんです。
2. 芯を止めて高さを下げる
「芯(しん)」は、木のてっぺんに向かってまっすぐ伸びている一番太い幹や枝のことです。
これを残すと上へ上へと伸び続けます。
そこで、低い位置にある横向きの枝の分かれ目まで芯を切り下げます。
これを「芯止め」と呼んでいます。
分かれ目で切るのがポイント。
途中でぶつ切りにすると、切り口の周りから細い枝がたくさん吹き出してしまいます。
表面だけ刈り揃えると早く戻る理由
これ、多いんです。
生垣のように外側をぐるっと刈り込んで、丸い形に整える方法。
一見きれいになりますが、シマトネリコの場合は外側の枝先をすべて途中で切ることになります。
切られた枝先からはそれぞれ新しい枝が何本も伸びるので、枝の数がかえって増え、外側が密になって中は暗くなる。
そして伸びる勢いはそのまま残るので、あっという間に元の高さへ戻ってしまうんですよね。
お客様から聞かれるのが「毎年切っているのに、なぜか年々大きくなる」というお悩みです。
原因をたどると、この表面刈りを繰り返していたケースが少なくありません。

写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
下げたあとに手に負える高さを保つ頻度
一度高さを下げても、放っておけばまた伸びます。
1年で50cm以上伸びることもある木なので、何年も空けるとまた2階に届く、の繰り返しになりかねません。
私たちがおすすめしているのは、毎年一度は木の様子を見て、伸びた分をその都度間引いておくこと。
大きく育ってから一気に切るより、少しずつ整えたほうが木への負担も軽く、1回ごとの作業も小さく済みます。
時期や切る量は木の状態によって変わるので、そのときに合わせて判断するのがいいと思います。
目安にしたいのは「脚立の低い段から、無理なく手が届く高さ」。
そこを超えそうになったら切りどきですね。
残すか、伐採・抜根に切り替えるかの境目
高さを下げて残すのが正解とは限りません。
次のような場合は、伐採(木を切り倒すこと)や抜根(ばっこん:根っこを掘り起こして取り除くこと)も選択肢に入ります。
- 毎年の手入れを続ける手間や費用が負担になってきた
- 根元が太くなり、塀や建物の基礎、配管の近くまで迫っている
- 植えた場所が建物に近すぎて、どう切っても窓や外壁に枝が当たる
- 日当たりや見通しを取り戻したい
意外と盲点なのが、伐採だけで済ませたあとのこと。
シマトネリコは切り株の周りから芽が出てくることがあります。
根っこごと抜かないとまた生えてきます、とお伝えするのはそのためです。
跡地に別の植物を植えたい、駐車スペースにしたいという場合も、抜根まで考えておくと後で困りません。
残すか切るかを比べると、おおよそ次のようになります。
料金は私たちの料金表の値です。
| 方法 |
向いているケース |
その後 |
費用の目安 |
| 表面だけ刈り揃える |
おすすめしません |
枝が増えて早く元の高さに戻る |
― |
| 間引き+芯止めで高さを下げる |
木を残して付き合っていきたい |
毎年一度の手入れで高さを保てる |
中木(3〜5m)1本11,000〜22,000円 |
| 伐採 |
木自体をなくしたい |
切り株から芽が出ることがある |
3〜5m:16,500〜33,000円/5m以上:33,000円〜(要見積)※抜根含まず |
| 伐採+抜根 |
跡地を別の用途に使いたい |
根ごと取るので生えてこない |
伐採費用に+5,500〜22,000円(サイズ別) |
このほか、脚立・高所作業車が必要な場合は+5,500円〜かかります。
切った枝葉や伐採木は私たちが回収して持ち帰りますが、量が多い場合は運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
ほかの業者さんに頼むときも、処分費が込みかどうかは事前に確認しておくと安心です。
樹高の区分は、3m未満が低木、3〜5mが中木、5m以上が高木です。
2階の窓に届いているシマトネリコは、中木か高木のどちらかに当たることがほとんど。
実際の高さや作業のしやすさで金額が変わるので、川口市とその周辺であれば、現地を見てからお見積りをお出ししています(見積り無料)。

よくある質問
Q. 高さを下げたら、シマトネリコは弱ってしまいませんか?
A. 付け根から間引き、分かれ目で芯を止める切り方なら、木の形を保ちながら高さを下げられます。
ただ、一度に切りすぎると負担になるので、状態を見ながら何回かに分けて下げることもあります。
Q. 高枝切りバサミなら自分でもできますか?
A. 届く範囲の細い枝なら扱えることもあります。
ただ、2階の高さでは柄が長くなるほど刃先が安定せず、切った枝が落ちる方向も読みにくくなります。
芯のような太い部分は無理をしないでください。
Q. 伐採だけで、抜根はしなくても大丈夫ですか?
A. 切り株を残すと、周りから芽が出てくることがあります。
跡地を使う予定がなければ伐採だけという選び方もありますが、生えてきたら都度切る手間が残ります。
Q. アブラムシがついている場合はどうすればいいですか?
A. 枝が混んで風が通らないと増えやすいので、まずは間引きで風通しをよくするのが基本です。
消毒も1本2,200〜5,500円で承っています。
虫の出方は地域や年によって違うので、様子を見てご相談ください。
Q. 川口市以外でも対応していますか?
A. 川口市のほか、戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区で作業しています。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
見積り無料・出張費無料・キャンセル料無料
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受付時間: 8:00〜20:00(LINE・メール24時間対応)
トップ写真:シマトネリコの木(撮影:小石川人晃/CC BY-SA 4.0/出典:Wikimedia Commons/トリミング・縮小して使用)