川口市で多い「コニファーの生垣が、いつの間にか隣にはみ出していた」というご相談
レイランドサイプレスをはじめとした大型のコニファーは、目隠しを目的に何本も並べて植えられることが多い樹種です。
細長い円錐形で場所を取らず、常緑で一年中葉がある。
植えた当初は、まさに理想的な目隠しなんですよね。
ただ、成長がとても早い。
私たちが川口市でご相談をいただくコニファーの生垣は、植えてから何年か経って「気づいたら隣の敷地に枝が入っていた」「道路側に張り出して、通る人が避けて歩いている」という状態になっているものがほとんどです。
しかも上に伸びた分、脚立では手が届かない高さになっていることも珍しくありません。
よくご相談いただくのが、お隣さんから一言あってから慌ててお電話をくださるケース。
これ、本当に多いんです。
ご自宅の窓から見ている限り、はみ出しは見えないんですよ。
敷地の外側や道路側に出ている枝は、外から見ないと気づけない。
だから指摘されるまで分からないのは、決してご本人の不注意ではありません。

はみ出しは「切り戻し」、高さは「芯止め」。やることは大きく二つ
列植した大型コニファーへの対応は、突き詰めるとこの二つに分かれます。
横に出た分をどうするか、上に伸びた分をどうするか。
作業としては別物なので、分けて考えると分かりやすいと思います。
側面の切り戻し——隣家側・道路側に出た分を戻す
隣の敷地や前面道路にはみ出した枝を、境界の内側へ収まるところまで切り詰めていく作業です。
生垣として何本も並んでいる場合、一本だけ整えても意味がありません。
列全体で面を揃えていくイメージで、側面をまっすぐに落としていきます。
ポイントは、境界ぎりぎりで止めないこと。
ぎりぎりに合わせると、翌年にはまた越えます。
少し内側まで戻しておいたほうが、次のお手入れまでの猶予が生まれるんですね。
どこまで戻せるかは後述する「茶色い部分」の位置次第なので、現地で幹の内側を見ながら判断します。
上部の芯止め——伸びすぎた高さをそろえる
芯止めというのは、木のてっぺん、真ん中を通っている主軸の枝を途中で切って、それ以上上に伸びないようにする作業のこと。
「もうここから上には行かせませんよ」と天井を決めてしまう処置だと思ってください。
列植されたコニファーは、日当たりや植えた時期の差で一本ずつ背丈が違ってきます。
芯止めをするときは、その列で一番低い木に無理なく合わせられる高さを探して、そこで全体を水平に揃えます。
ここが揃うと、見た目の印象がまるで変わるんですよ。
ただし高さが出ている生垣の上部作業は、地面からの作業では届きません。
脚立で足りなければ高所作業車が必要になります。
料金表でも、脚立・高所作業車が必要な場合は+5,000円〜としてご案内しています。
ここは安全に直結する部分なので、無理に自分でやろうとしないでいただきたいところ。

茶色い部分まで切り込めない理由。ここが一番の分かれ道
コニファーの生垣で、一番お伝えしたいのがここです。
生垣の外側は緑の葉で覆われていますが、その内側に手を入れてかき分けてみると、葉のない茶色い枝がぎっしり詰まっています。
長年刈り込まれてきた生垣ほど、この茶色い部分が厚くなっている。
そして、この葉のない茶色い枝からは新芽が出ません。
これがコニファーの厄介なところなんです。
ツゲやレッドロビンのような樹種なら、多少深く刈り込んでも枝の途中から芽が吹いて、時間をかけて緑が戻ってきます。
ところがコニファーは戻らない。
切った時点で茶色い枝が露出したら、そこはずっと茶色い壁のまま残ります。
目隠しとして植えたのに、その部分だけ向こうが透けて見える状態になってしまう。
自分でやって失敗するケースで多いのが、まさにこれです。
「隣に出ている分をしっかり戻そう」と思い切って詰めた結果、緑の層を通り越して内部まで刃が入ってしまう。
一年待っても二年待っても、そこは緑に戻りません。
ですから私たちが川口市で生垣の切り戻しに伺ったときは、まず内側の茶色い部分がどこまで来ているかを確認します。
緑の葉が残っている範囲内で、可能な限り深く。
これが限界線です。
この線より内側には入れません。
そして——ここは正直にお伝えしなければいけないのですが——茶色い部分がすでに境界を越えているケースもあります。
緑の層をすべて削っても、なお隣家側にはみ出している状態。
こうなると、剪定で解決できる範囲を超えています。
伐採して植え直すか、はみ出しをある程度許容していただくか、その二択になります。
この判断は現地を見ないと絶対にできないので、お見積りの際にその場でご説明します。
対応方法と料金の考え方。生垣は「まとめて」見るのが基本
コニファーの生垣に対して取れる選択肢を、当社の料金表の区分で整理してみます。
樹高は低木(3m未満)・中木(3〜5m)・高木(5m以上)の3区分で見ています。
| 対応 |
どんな状態のとき |
料金表の区分 |
| 側面の切り戻し+芯止め |
緑の葉が残る範囲で境界内に収まる |
剪定/中木(3〜5m)は1本10,000〜20,000円(シマトネリコ・ヤマボウシの場合。 樹種・状態で変動) |
| 伐採(抜根なし) |
茶色い部分まで越境している/目隠しの役目を終えた |
1〜3m 8,000〜15,000円/3〜5m 15,000〜30,000円/5m以上 30,000円〜(要見積) |
| 伐採+抜根 |
切り株を残さず、他の用途に使いたい |
伐採料金に加えて +5,000〜20,000円(サイズ別) |
| 高所作業の追加 |
脚立では届かない高さ |
+5,000円〜 |
| 切った枝葉の処分 |
量が多い場合 |
運搬・処分料 +3,000円〜(量に応じて) |
切った枝葉は私たちが回収して持ち帰ります。
ただし量が多い場合は運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けます。
生垣は本数が多いぶん枝葉の量もまとまるので、ここは事前にお伝えしておきますね。
なお業者をお選びになる際は、処分費が別なのか込みなのか、必ず確認されることをおすすめします。
ここの説明があいまいな見積りは、後でもめやすいところです。
お見積りのときに教えていただきたい4つのこと
生垣は一本ずつの庭木と違い、まとめて一件として見ます。
お電話やフォームでご連絡いただく段階で、次の4つが分かっていると話が早いです。
- 本数——何本並んでいるか。
数えづらければ「だいたい10本くらい」で構いません
- 長さ——生垣が続いている距離。
歩幅で測った概算で十分です
- 高さ——自宅の窓や雨どいと比べて「2階の窓の下くらい」といった言い方でも伝わります
- 前面道路の幅——車を停められるか、高所作業車が入れるか。
ここで作業の組み立てが変わります
特に最後の前面道路は、意外と盲点。
川口市は住宅が密集していて道幅の狭いエリアも多く、道路に作業車を置けるかどうかで段取りが変わるんです。
分からなければ、そのまま「分からない」とおっしゃっていただければ現地で確認します。

お隣への伝え方について
越境に関するご近所への対応は、ケースごとに事情が違うので一般論としてお話しします。
作業日が決まった段階で「何日に業者を入れて切ります」と一声かけておくと、そのあとの関係が穏やかに進みやすいです。
切る前に伝えるのと、切ってから報告するのとでは、受け取られ方がずいぶん違うと思います。
また作業当日は、隣地側に脚立を立てさせていただいたり、切った枝が一時的に落ちたりすることがあります。
その可能性も含めてあらかじめお話ししておけたほうが、当日がスムーズですね。
よくあるご質問
Q. はみ出した枝だけ切ってもらうことはできますか
できます。
ただ、はみ出した分だけを切ると、その面だけ凹んで列全体の形が崩れて見えることがあります。
せっかく作業に入るなら、側面全体を揃えて切り戻したほうが仕上がりも持ちもよくなります。
もちろんご予算に応じてご相談ください。
Q. 切ったあと、どのくらいで元の高さに戻りますか
コニファーは成長が早い樹種なので、横方向にはまた出てきます。
ただし芯止めをした木は、上へ伸びる勢いが抑えられます。
伸び方は日当たり・土の状態・その年の気候で変わるので、一律に「何年」とは申し上げられません。
次のお手入れの目安は、作業時に木の状態を見てお伝えします。
Q. 一度茶色くなった部分は、もう緑には戻らないのでしょうか
葉のない茶色い枝から新芽は出ません。
その部分を緑に戻す方法はないとお考えください。
だからこそ、限界を超えて詰めないことが大事なんです。
どうしても見た目を変えたい場合は、伐採して植え替えるという選択肢になります。
Q. 生垣を全部抜いてフェンスにしたいのですが
伐採と抜根まで承っています。
切り株を残したままだと根が張り続けるので、根っこごと抜かないとまた芽が出てくることがあります。
フェンス設置を予定されているなら、抜根までセットで考えておいたほうがいいですね。
料金は伐採費に抜根分(+5,000〜20,000円)が加わる形です。
Q. 消毒もお願いできますか
承っています。
1本2,000〜5,000円です。
虫の出方は地域や年によって違うので、生垣の状態を見てから必要かどうかご相談させてください。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
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トップ写真:川口市・見沼代用水東縁(撮影:tak1701d/CC0/出典:Wikimedia Commons)