梅雨どきの除草剤散布は、一年でいちばん「タイミング」が難しい
6月に入ると、板橋区のお客様から除草のご相談がぐっと増えます。理由はシンプルで、雑草の伸びるスピードが一年で最も速くなる時期だからです。気温20〜30度、たっぷりの雨。雑草にとってはごちそうのような環境なんです。
ただ、ここに落とし穴があります。
除草剤は「まけば効く」薬ではありません。とくに梅雨は、散布した薬剤が雨で流されてしまうリスクが常につきまといます。せっかくまいたのに翌日の雨で台無し。これ、本当に多いんです。
私たちプロの庭師が梅雨の除草で何を見ているかというと、天気予報と「雨後の晴れ間」です。一般的な液剤タイプの除草剤は、散布後おおむね6時間ほど雨に当たらないことが効果の条件とされています(製品によっては1時間程度で雨に強くなるものもあります)。つまり、雨が上がって葉が乾き、そのあと半日ほど晴れが続くタイミング。梅雨の合間のこの数時間を狙えるかどうかで、結果がまるで変わってきます。

液剤と粒剤、何がどう違う?使い分けが効果を左右します
除草剤は大きく分けて2種類あります。葉や茎にかけて枯らす「液剤(茎葉処理型)」と、土にまいて新しい芽を抑える「粒剤(土壌処理型)」です。
よくお客様から聞かれるのが「どっちが強いの?」という質問。でも実は、強い弱いではなく役割がまったく別なんです。
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液剤(茎葉処理型) |
粒剤(土壌処理型) |
| 効く相手 |
いま生えている雑草 |
これから生える雑草 |
| 効き方 |
葉から吸収され根まで枯らす |
土に膜をつくり発芽を抑える |
| 効果が出るまで |
数日〜2週間ほど |
枯らす力は弱め(予防が主) |
| 持続期間 |
持続性はほぼなし |
3〜6か月ほど持続する製品が多い |
| 雨との相性 |
散布後の雨に弱い |
適度な雨はむしろ味方(土に溶けて広がる) |
| 注意点 |
かかった植物は枯れる |
庭木や花の根元には使えない |
おもしろいのは、雨との相性が正反対だという点です。液剤は雨に流されると効果が落ちますが、粒剤は土が湿っているほうが薬剤が溶けて土に行き渡るので、梅雨はむしろ好都合な面もあります。
だから梅雨の除草の基本はこうなります。まず雨後の晴れ間に液剤で「いま生えている草」を枯らす。草が枯れたら、次の雨の前に粒剤をまいて「次に生えてくる草」を予防する。この二段構えです。片方だけだと、枯らしても1か月後にまた青々、ということになりがちなんですよね。

自分で散布して失敗する、よくある3つのパターン
ホームセンターで除草剤は手軽に買えますから、まずご自分で試される方も多いと思います。それ自体は良いことです。ただ、私たちが板橋区内の現場でよく見かける失敗例を3つお伝えしておきます。
- 雨の直前にまいてしまう……「明日は雨だから今日のうちに」と液剤をまく方が本当に多いのですが、これは逆効果。散布後すぐの雨は薬剤を洗い流してしまいます。粒剤なら正解でも、液剤では失敗です。
- 粒剤を庭木の近くにまいてしまう……粒剤の成分は土の中に長く残り、根から吸収されます。大切な植木の根元までまいてしまい、木が弱ってから気づくケース。木の根は枝葉の広がりと同じくらい横に伸びていますから、見た目より広い範囲が危険地帯です。
- 傾斜地で薬剤が流れてしまう……坂や法面の多いお庭では、雨で薬剤が低い側へ流れます。お隣の花壇の草花が枯れてしまった、というご近所トラブルは決して珍しくありません。
先日、板橋区内の戸建てのお客様から「梅雨入り前に自分で液剤をまいたのに、2週間で元通りになった」というご相談をいただきました。お話を伺うと、散布した日の夜に雨。原因はほぼ間違いなくこれです。薬剤代も労力も、雨と一緒に流れてしまったわけです。もったいないですよね。
板橋区で除草剤散布を業者に依頼した場合の費用相場
では、業者に頼むといくらかかるのか。一般的な相場の目安をお伝えします。
- 除草剤散布のみ:1平米あたり100〜300円前後
- 草刈り+除草剤散布のセット:1平米あたり300〜700円前後
- 最低料金(出張費込み):5,000円〜1万円程度を設定している業者が多い
たとえば30平米ほどのお庭なら、散布のみで数千円〜1万円弱、伸びた草の刈り取りとセットで1〜2万円程度が目安です。雑草の高さや密度、障害物の多さで変わりますので、あくまで参考価格として見てください。
「自分でやれば薬剤代の2,000〜3,000円で済むのに」と思われるかもしれません。たしかにその通りです。ただ、業者依頼の価値は散布作業そのものより、雑草の種類を見分けて薬剤を選ぶこと、そして天候を読んでベストな日に入ることにあります。スギナのような地下茎で増える草は、合わない薬剤だと何度まいても復活します。根っこごと対処しないと、また生えてきますから。
私たちお庭の便利屋トムズも板橋区を対応エリアとしており、お見積りは無料で承っています。梅雨どきは予約が混み合いやすいので、比較検討は早めがおすすめです。

よくあるご質問
Q. 除草剤をまいた後、どのくらい雨が降らなければ大丈夫?
液剤タイプは散布後6時間程度、雨に当たらないことが目安とされています。製品により1時間ほどで雨に強くなるものもあるので、ラベルの記載をご確認ください。粒剤タイプは多少の雨ならむしろ効果の助けになります。
Q. 梅雨の時期に除草剤散布を頼むのは逆効果ではない?
逆です。雑草が活発に育つ時期ほど液剤は葉からよく吸収され、効きやすくなります。問題は雨のタイミングだけ。そこを読んで作業日を組むのが業者の仕事ですので、梅雨はむしろ依頼に向いた季節だと思います。
Q. 小さな子どもやペットがいても除草剤は使える?
家庭向けに広く使われる薬剤は、散布液が乾けば安全性が高いとされるものが主流です。ただし乾くまでの数時間は立ち入りを避けてください。ご不安な場合は、薬剤を使わない草刈りや防草シートという選択肢もあります。
Q. 一度散布すれば、もう生えてこない?
残念ながら、永久に止める薬剤はありません。粒剤の持続効果は長いもので3〜6か月ほど。風で種も飛んできます。年2〜3回の定期管理か、防草シートとの併用が現実的です。
Q. 砂利の駐車場やコンクリートの隙間の草にも対応してもらえる?
対応できます。むしろ砂利敷きは粒剤がとても効きやすい場所です。コンクリートの目地から生える草は液剤でピンポイントに処理します。場所ごとの使い分けこそ、プロにお任せいただく意味があるところです。
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