庭木や生垣にヤブガラシが絡んで、木が弱って見えるときに起きていること
夏を越したころに、生垣のてっぺんから見慣れないツルが垂れ下がっている。
よく見ると、木の内側までびっしり入り込んでいる。
川口市で庭木のご相談を受けていると、秋口はこの「ツルが絡んでしまった」というお話が本当に増えます。
犯人で多いのがヤブガラシです。
つる性の多年草で、巻きひげを枝に引っかけながら、木を足場にして上へ上へと伸びていきます。
フェンスや生垣、低めの庭木は特に足場にされやすいですね。
困るのは見た目だけではありません。
ツルが葉の上を覆ってしまうと、その下の葉には日が届きにくくなります。
私たちの見てきた範囲では、ツルに覆われていた側だけ葉の色が薄かったり、枝先が細かったりする木が少なくありません。
「最近、木の元気がない」と感じたら、まずはツルが絡んでいないか、木の内側までのぞいてみてください。

木を傷めないツタ取りの順番|根元で切り、枯れて緩んでから上から外す
自分でやって失敗するケースで多いのが、青々としたツルを下から思いきり引っぱることです。
気持ちはよく分かります。
ただ、生きているツルは巻きひげで枝にしっかり固定されています。
力まかせに引くと、ツルより先に細い枝が折れたり、樹皮がめくれたりしてしまうんです。
生垣だと、引っぱった部分だけ穴が空いたようになることもあります。
私たち植木職人がツタ取りをするときは、次の順番を守っています。
- まず地面の近くで、ツルの根元を探してハサミで切る(木の幹や枝には刃を当てない)
- そのまま数日置いて、上に残ったツルが枯れて緩むのを待つ
- 緩んだツルを、木の上の方から少しずつ外していく
- 巻きひげが枝に残っていたら、引かずに指でほどくか、細かく切って外す
ポイントは「待つ」こと。
根元を切られたツルは水を吸えなくなるので、しおれて巻きひげの力も弱まります。
そうなってから外すと、枝を引きはがさずにすむんです。
上から外すのにも理由があります。
下から引くと、上のほうで絡まった部分が枝ごと引きずられてしまう。
上から順にほどけば、木にかかる力を小さくできます。
もうひとつ、根元が一本とは限りません。
生垣の足元から何本も上がっていることがよくあるので、ぐるりと一周見て回るのがコツ。
一本だけ切って安心していると、残った根元のツルがまた元気に伸びていきます。

写真を送っていただければ、無料でお見積りします
お庭の木や生垣をスマホで撮って、LINEで送ってください。写真を見て、作業の内容と概算をお伝えします。
ヤブガラシは地下の根が残ると何度も戻ってくる理由
「せっかく全部取ったのに、また出てきた」。
これ、多いんです。
ヤブガラシは多年草で、地面の下に根茎(こんけい|地下で横に広がる茎のような部分)を持っています。
地上のツルをきれいに取っても、この地下の部分が生きていれば、そこからまた新しい芽が伸びてきます。
地上部だけを引き抜くのは、言ってみれば枝葉を払っただけの状態なんです。
根っこごと抜かないとまた生えてきます。
とはいえ、生垣や庭木の根元に入り込んだ根茎を、木の根を傷つけずに全部掘り出すのは簡単ではありません。
木の根と絡み合っていることも多く、無理に掘ると今度は木のほうを弱らせてしまいます。
そこで現実的なのは、「一度で終わらせよう」と考えないこと。
出てきたら早めに根元で切る、を繰り返していくほうが、木にとっては負担が少ないと私たちは考えています。
どのくらいで落ち着くかは、根の残り方や場所によって本当にまちまちです。
ここは正直にお伝えしておきたいところ。
秋の剪定とツル外しをまとめて植木屋さんに頼むときの考え方
ツルが絡んだ木は、たいてい枝も伸び放題になっています。
ツルだけ外しても、ボサボサの枝はそのまま。
逆に剪定だけしても、残ったツルがまた木を覆ってしまう。
どちらか片方だけでは、すっきりしないことが多いんですよね。
なので、秋の剪定の時期に合わせて、ツル外しも一緒に植木屋さんへ相談するのがおすすめです。
剪定で枝を整理すると木の内側まで見通しがよくなるので、隠れていたツルの根元も見つけやすくなります。
作業の順番としても無駄がありません。
お客様からよく聞かれるのが「ツルを取るだけでも頼んでいいの?」ということ。
もちろん大丈夫です。
ツルの量や絡み方で手間が大きく変わるため、ツタ取りの部分は現地で拝見してからお見積りしています。
参考までに、私たちの料金表のうち関係しそうな項目を並べておきます(すべて税込)。
| 作業内容 |
料金の目安(税込) |
補足 |
| 剪定 低木(3m未満)柿・梅・桃などの果樹 |
1本 6,600円〜11,000円 |
生垣まわりの低めの木など |
| 剪定 中木(3〜5m)柑橘類・ビワ |
1本 11,000円〜19,800円 |
樹種によって変わります |
| 剪定 中木(3〜5m)桜・梅(大) |
1本 13,200円〜22,000円 |
大きめの花木 |
| 剪定 高木(5m以上) |
22,000円〜(要見積) |
高い位置までツルが届いている場合 |
| 脚立・高所作業車が必要な場合 |
+5,500円〜 |
高所のツル外しを含む場合 |
| 廃材処分(運搬・処分料) |
+3,300円〜 |
量によって変わります |
外したツルや切った枝葉は回収して持ち帰ります。
ただし量が多い場合は、運搬・処分料(3,300円〜/量に応じて)を別途いただいています。
お見積りの金額には運搬・処分料まで含めてお出ししますので、あとから増えて驚かれることがないようにしています。
ほかの業者さんに頼む場合も、処分の費用が見積りに入っているかどうかは確認しておくと安心かもしれません。
川口市のお庭は、フェンス越しにお隣と接していることも多いですよね。
ツルがお隣側まで回り込んでいるときは、作業の前にひと声かけておくとスムーズです。
お見積りは無料なので、「これはツルなのか、木の枝なのか分からない」という段階でも気軽に見せていただければと思います。

よくあるご質問
ツルが絡んだままの木は、枯れてしまいますか?
すぐに枯れるとは限りませんが、葉が覆われた部分は日が当たりにくくなり、弱って見えることがあります。
木の状態は一本ずつ違うので、気になったら早めに見てもらうのが安心です。
ツルの根元を切ったあと、すぐに外してもいいですか?
切った直後のツルは、まだ巻きひげがしっかり枝をつかんでいます。
数日置いて枯れて緩んでから、上の方から外すほうが枝や樹皮を傷めずにすみます。
一度取れば、もう生えてきませんか?
ヤブガラシは地下に根茎が残ると、そこからまた伸びてきます。
一度で終わらせるより、出てきたら早めに根元で切るのを続けるほうが、木への負担は小さくなります。
川口市以外でも頼めますか?
川口市のほか、戸田市・蕨市・草加市・さいたま市南区・さいたま市緑区で作業しています。
最後に、地面の話を少しだけ。
ヤブガラシの芽は、庭木の足元だけでなく花壇や通路のすき間からも出てきます。
地面の雑草取りや草むしり、広い範囲の雑草駆除、防草シートの施工まで考えるなら、草刈りを専門にしたページに詳しくまとめています。
お庭の便利屋トムズの草刈りサイトもあわせてご覧ください。
この記事では、木の側からツルを扱うところまでをお伝えしました。
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トップ写真:川口市・戸塚下台公園(撮影:Souka Kinmei/CC0/出典:Wikimedia Commons)