川口市で庭の手入れを頼める先は、実は6種類ある
「庭木が伸びてきたから、そろそろどこかに頼もう」。そう思って調べ始めると、出てくる会社の肩書きがバラバラで戸惑う方が多いんです。植木屋、造園業者、便利屋、シルバー人材センター、ホームセンター、ハウスメーカー。全部「庭の手入れをやってくれる」と書いてあるのに、値段も仕上がりもまるで違う。
これ、当たり前なんです。もともとの生業が違いますから。
私たちは川口市を中心に剪定や草刈りをしていますが、お客様から「他とどう違うんですか」と聞かれる機会がとても多い。そこで今回は「どこが良い業者か」ではなく、自分の用途にはどの業種が向いているかという切り口で、6つの依頼先を整理してみます。剪定だけでなく、草刈りや消毒まで含めた庭の手入れ全般の話です。

6つの依頼先、それぞれの成り立ちと得意分野
植木屋(庭師)|樹木そのものを扱うのが本業
木を切る、整える、消毒する。樹木の管理を専門にしてきた職種です。松のもみ上げや、花芽を残す剪定など、樹種ごとの「切りどき」と「切り方」の判断が一番細かいのがここ。庭全体の作り替えより、今ある木を長く健康に保つ仕事が中心になります。
ちなみに私たちも屋号こそ「便利屋」ですが、中身はこの植木屋の仕事です。名前だけでは判断しづらいところなので、依頼先を選ぶときは屋号より施工事例を見ていただくのが確実だと思います。
造園業者|庭を「作る」ところから対応する
設計、石組み、植栽、外構工事、そして手入れまで。庭というひとつの空間をまるごと扱うのが造園業です。だから「和風の庭に作り替えたい」「駐車場を広げたい」といった大きな相談ができる。
その代わり、木を数本だけ切ってほしいという小さな依頼だと、規模が合わずに割高になることもあります。会社によっては小口の手入れを受けていない場合も。
便利屋|庭以外もまとめて頼める
家具の移動、不用品の運び出し、電球交換。生活まわりの困りごと全般が守備範囲で、そのなかに草刈りや剪定が含まれます。「庭も気になるけど物置の片付けもしたい」という時、一度で済むのは大きな利点。
ただし技術差が業種内で一番大きい。庭の作業を専門にしているところもあれば、草刈り機は使えるが高木の剪定は経験が浅い、というところもあります。
シルバー人材センター|費用を抑えたい小規模作業に
各自治体が関わる公益団体で、地域の高齢者の方が作業を担います。料金を抑えやすいのが最大の特徴。低い生垣や小さな庭木、草むしりといった軽作業と相性が良いと言えます。
一方で、脚立を大きく超える高木、電線に近い枝、チェーンソーを使う伐採といった危険作業は受けられないことが多い。刈った草や枝の持ち帰りも対象外になる場合があります。受付の可否や条件は自治体ごとに違うので、川口市にお住まいなら地元のセンターに直接確認してみてください。
ホームセンター|買い物ついでに窓口で頼める
店頭やサービスカウンターで受け付けてくれる安心感があります。ただし実際に作業に来るのは、多くの場合その店が提携している施工業者。窓口と職人が別なので、庭を見る前に細かい相談をしたい時は、少し伝言ゲームになりがちです。
ハウスメーカー・工務店|新築時の窓口をそのまま使う
家を建てた会社のアフター窓口経由で頼む形。誰に連絡すればいいか迷わないのが利点で、外構の保証範囲と絡む相談もしやすい。ただしこちらも協力会社に発注されるため、間に一社入るぶん費用は上がりやすい構造です。

作業範囲・費用感・仕上がり・早さ・ごみの扱いで並べてみる
横に並べると、違いがはっきりします。費用は地域や業者ごとに幅があるため、ここでは金額ではなく相対的な傾向で示しました。
| 依頼先 | 得意な作業 | 費用感の傾向 | 仕上がり | 対応の早さ | 出たごみ |
|---|---|---|---|---|---|
| 植木屋 | 剪定・消毒・伐採 | 中 | 樹種に合わせた仕上げ | 早い(繁忙期は待ち) | 回収対応が多い(処分料の扱いは要確認) |
| 造園業者 | 庭づくり全般+手入れ | 中〜高 | 庭全体の設計から整う | 工事とセットだと日数がかかる | 回収対応が多い |
| 便利屋 | 草刈り・簡易剪定・雑務全般 | 安〜中 | 業者差が大きい | 早い | 業者により対応が分かれる |
| シルバー人材センター | 草むしり・低木の手入れ | 安い | 軽作業向き。高所・伐採は不可が多い | 依頼が集中する時期は待ちが出る | 持ち帰り不可の場合あり |
| ホームセンター | 剪定・消毒(提携業者が施工) | 中 | 提携先の腕次第 | 窓口を挟むぶん時間がかかる | プラン内容による |
| ハウスメーカー | 外構と絡む手入れ | 高め | 安定しているが画一的 | やや遅い | プラン内容による |
用途から選ぶと、迷いがなくなる
整理すると、選び方はかなりシンプルになります。
- 木を長く元気に保ちたい、樹形を整えたい → 植木屋
- 庭そのものを作り替えたい、外構も一緒に → 造園業者
- 庭以外の用事もまとめて片付けたい → 便利屋
- とにかく費用を抑えたい、作業は小規模 → シルバー人材センター
- 対面の窓口があると安心する → ホームセンター
- 建てた会社に一括で任せたい → ハウスメーカー
ここで一点だけ、注意していただきたいことがあります。高さと危険度で選択肢が絞られるという点です。
3mを超える木、電線や隣家に枝が伸びている木、腐って傾いている木。このあたりは作業の難度が一段上がるので、受けられる業種が限られます。川口市の住宅地は隣家との距離が近い区画が多く、枝が越境しているケースも珍しくありません。「安いところに頼んだら、そこは対応できないと言われた」という二度手間、けっこう聞きます。
先日の現場から
川口市内で、庭のキンモクセイと生垣の相談をいただいたことがありました。ご相談の中身は「去年より明らかに枝が暴れている」。伺ってみると、前年に刈り込みバサミで表面だけを浅く整えた跡があり、内側が蒸れて枯れ込んでいました。表面をなでるだけの刈り込みを続けると、内側に光が入らなくなって枝が抜けていくんです。
この時は、内側の混んだ枝を抜いて風を通す形で仕上げました。切りどきを外さず、太い枝を数本落として全体を軽くする。これだけで翌年の伸び方が変わります。

自分でやろうとして失敗しやすいポイント
ご自身で手入れされる方も多いので、よくある落とし穴も共有しておきますね。
一番多いのが、刈っただけで満足してしまうケース。とくに雑草です。地際で刈っても根が残っていれば、ひと雨でまた出てきます。根っこごと抜かないと、また生えてきますから。刈り取り後に防草シートを敷くところまでやって、ようやく手間が減るんです。
もうひとつは切る時期。夏の強い時期に太い枝をばっさり落とすと、木が弱ります。花木を冬に強く切って、翌春に一輪も咲かなかった、というのも本当によくある話。花芽がついた枝ごと落としてしまったパターンですね。
そして意外と盲点なのが、切ったあとのごみです。庭木は水分を含んでいて、思った以上に重い。可燃ごみの袋に何袋出ることになるか、切る前に一度想像してみてください。自治体のごみ出しルールで枝の太さや長さに制限があることもあります。
業種を問わず、見積りで確認しておきたいこと
どの業種に頼むにしても、金額のトラブルはだいたい同じ場所で起きます。
- 枝葉の処分費が料金に含まれるかどうか。含む・含まないは業者ごとにまったく違うので、必ず聞いてください
- 高所作業や特殊機材の追加費用があるか
- 作業範囲がどこまでか(掃き掃除まで含むか、消毒は別か)
参考までに、私たちの場合は剪定1本3,000円〜、お見積りは無料でお受けしています。切った枝葉や刈草、伐採木は回収して持ち帰りますが、運搬・処分料は別途です。量が多い場合は運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けます。この「別途かかる部分」を先にお伝えしておくのが、お互いに気持ちよく終わるコツだと思っています。
見積りで見るべき項目はもう少し細かくあるので、そこは別記事の「剪定業者の選び方(見積りで確認する項目)」で詳しくまとめています。業者を絞り込む段階に入ったら、そちらも合わせて読んでみてください。
よくあるご質問
Q. 植木屋と造園業者は、結局どちらに頼めばいいですか?
今ある木の手入れだけなら植木屋、庭の形を変えたいなら造園業者、が基本の分け方です。「来年また同じ形に整えてほしい」という継続的な手入れが目的なら、樹木の管理を本業にしているところのほうが話が早いと思います。
Q. シルバー人材センターに高い木の剪定も頼めますか?
高所作業は受けられないことが多いです。安全上の基準が定められているためで、脚立で届く範囲の低木や生垣、草むしりが中心になります。条件は自治体ごとに異なるので、お住まいの地域のセンターにご確認ください。
Q. 切った枝や草は、必ず持って帰ってもらえますか?
業者によります。持ち帰り前提のところ、有料で対応するところ、お客様側で処分をお願いするところ、すべて存在します。だからこそ見積りの段階で「処分費は込みですか」と一言確認しておくのが確実です。
Q. 見積りは何社くらい取るのがいいでしょうか?
2〜3社が現実的なところかもしれません。ただし金額だけを並べると判断を誤ります。作業範囲と処分費の扱いが揃っていない見積りは、そもそも比較になっていませんから。同じ条件に揃えてから比べてみてください。
Q. 一度きりの依頼でも受けてもらえますか?
私たちも含め、単発の依頼を受けている業者は多くあります。川口市周辺で「今年だけ手が回らない」という単発のご相談も普通にありますので、遠慮なくお尋ねいただければと思います。
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