8月の空き地を見に行くと、たいていの方が驚きます
草丈が腰、ところによっては胸のあたりまで。8月の空き地は、一年でいちばん草が伸びきる時期です。春先に一度刈ったから大丈夫だろう——そう思って半年ぶりに現地を見に来た所有者さんが、車を降りた瞬間に立ち尽くす。私たちが川口市でよく立ち会う場面です。
これ、多いんです。特に、相続で土地だけを受け継いで、ご自身は県外や都内にお住まいというケース。年に何回か様子を見に来るのがやっとで、そのたびに「前より悪くなっている」と感じてしまう。
草は、放っておくと単純に伸びるだけではありません。夏の間に穂を出して種を落とし、翌年の株数が増える。つまり、刈らなかった一年ぶんのツケが、次の年の作業量として返ってくるんですね。

離れて暮らす所有者は、年に何回刈るべきか
ご相談でいちばん多い質問がこれです。「結局、年何回頼めばいいんですか」と。土地の使い道と、近隣との距離で変わります。目安としてお伝えしているのは、次の考え方です。
年1回だけなら、8月ではなく「7月から8月上旬」
どうしても年1回に絞りたい場合。おすすめは、草が穂を出しきる前の7月から8月上旬です。ここで一度リセットすると、種が落ちる量を減らせるので、翌年の生え方がいくらか穏やかになります。逆に、涼しくなった10月に刈るのは見た目こそ整いますが、種はもう落ちた後。翌年への効き目は薄いかもしれません。
近隣に住宅がある空き地なら、年2回が現実的
川口市の空き地は、住宅にぴったり接している区画が少なくありません。この場合は、6月と9月ごろの年2回が落としどころだと思います。夏場に一度も刈らないと、蚊やムカデ、場合によってはハチの巣ができることもあって、お隣から市の窓口に問い合わせが入る——という流れになりがちです。
売却予定・駐車場化を考えているなら年3回以上
人に見せる予定がある土地は別枠で考えてください。内見のたびに草だらけでは、土地そのものの印象が下がります。5月・7月・9月あたりで区切ると、常に「手が入っている土地」の状態を保てます。
空き地の草刈り費用は、何で決まるのか
業者に見積りを取ると、同じ土地なのに金額に幅が出ることがあります。理由は単純で、草刈りの手間は面積だけでは決まらないからです。
- 草丈——膝下と胸の高さでは、同じ面積でも作業時間が倍近く違います
- 面積と形——細長い土地や、境界ブロック沿いが多い土地は手作業の割合が増えます
- 傾斜・障害物——法面や、投棄されたゴミ、埋まった杭があると機械が入れません
- 刈った草の量——伸びきった草は、想像よりずっとかさばります
ここでひとつ、業者選びの実務的なアドバイスを。見積りをもらったら、刈った草の処分がどう扱われるかを必ず確認してください。「刈るだけ」で草は現地に山積み、という契約もあります。離れて暮らしていると、その山を後日ご自身で片付けることになって、結局二度手間です。
私たちの場合、刈った草は回収して持ち帰ります。ただし量が多い場合は、運搬・処分料(3,000円〜/量に応じて)を別途申し受けます。ここは正直にお伝えしておきたいところです。見積りは無料ですので、金額の内訳ごとお出しします。

回数を減らす、という選択肢
ここからが本題かもしれません。年2回でも、県外から川口市まで往復するとなると、交通費と丸一日が消えます。作業費だけでなく「通う回数」も、実質的なコストなんですよね。
そこで検討していただきたいのが、草そのものを生えにくくする方法です。
防草シート+砂利
地面に光を通さないシートを敷いて、その上に砂利を載せる方法。初期費用はかかりますが、数年単位で草刈りの回数が減ります。ポイントは施工の丁寧さで、よくある失敗が、シートの重なり幅が足りずに継ぎ目から草が突き抜けてくるケース。あと、既存の草を根っこごと抜かないまま上から敷くと、下から持ち上げてきます。
部分的に敷く、という考え方
全面施工が予算的に厳しければ、境界沿いだけシートを敷くのも手です。近隣に草がはみ出す一番のトラブル源を先に潰しておく。中央部は年1回の草刈りで回す。この組み合わせは、実際に採用される方が多い現実的な折衷案だと思います。

方法ごとの比較
| 方法 |
年間の作業回数 |
初期費用 |
向いている土地 |
| 年1回の草刈りのみ |
1回 |
なし |
周囲に住宅が少なく、当面使う予定がない土地 |
| 年2回の草刈り |
2回 |
なし |
住宅地に隣接し、苦情リスクを避けたい土地 |
| 境界沿いのみ防草シート+年1回草刈り |
1回 |
中 |
予算を抑えつつトラブルを減らしたい土地 |
| 全面に防草シート+砂利 |
数年に1回の点検程度 |
大 |
長期保有が確定していて、通うのが負担な土地 |
先日、川口市内で住宅に囲まれた空き地の作業に伺ったときのこと。所有者さんは新幹線で来られていて、「毎回これが一番しんどい」とおっしゃっていました。作業自体は半日で終わりましたが、その方にとっての本当のコストは、移動と一日の予定だったわけです。防草シートの話をしたら、その場で「それ、先に聞きたかった」と。こういうお話、少なくないんです。
よくあるご質問
Q. 立ち会えないのですが、依頼できますか
できます。遠方にお住まいの方の場合、境界の位置と、どこまで刈るかを事前に地図や写真で共有していただければ大丈夫です。作業前後の写真をお送りしますので、現地に来られなくても状態を確認いただけます。
Q. 草刈りと除草剤、どちらがいいですか
周囲の状況によります。隣が畑や庭木のある住宅だと、薬剤が流れて思わぬトラブルになることがあるので、私たちは住宅に囲まれた空き地では基本的に刈り取りをおすすめしています。
Q. 草の中にゴミが捨てられているのですが
空き地では珍しくありません。草が伸びるほど死角ができて、投げ込まれやすくなります。作業の際に出てきたものは種類ごとに分けて、対応可能な範囲でお引き取りします。量が多い場合は運搬・処分料が別途かかりますので、見積りの段階でお伝えします。
Q. 防草シートは何年もちますか
製品のグレードと、上に砂利を載せるかどうかで変わります。むき出しのまま日光に当て続けると劣化が早く、砂利で覆うと持ちが違ってきます。現地を見せていただければ、その土地に合うものをご提案します。
Q. 一度も刈っていない土地でも頼めますか
問題ありません。ただ、草丈が高い土地は作業時間も処分量も増えるので、見積りは必ず現地を見てからお出しします。写真だけで金額をお伝えして、当日「実は違いました」となるのが一番良くないと考えているからです。
お庭のこと、まずはお気軽にご相談ください
見積り無料・出張費無料・キャンセル料無料
メールでのお問い合わせはこちら →
受付時間: 8:00〜20:00(LINE・メール24時間対応)