「今年も庭に出るたびに、蚊に刺されて困っている」——毎年この時期、北区のお客様からいちばん多く聞かれるのが、この庭の蚊のお悩みです。
虫よけスプレーを腕に吹いて、蚊取り線香を焚いて。それでも刺される。実はその原因、庭の草むらそのものにあるかもしれません。
今回は、お庭の便利屋トムズが、夏の蚊対策としての草刈り・下草刈りについてお話しします。殺虫剤をまくより前に、まずやっておきたいこと。なぜ7月なのか。そのあたりを、庭仕事の現場からお伝えしていきます。

夏の蚊は、どこから湧いてくるのか
まず知っておいてほしいのが、庭で私たちを刺してくる蚊の正体です。
その多くが「ヤブ蚊」。正式にはヒトスジシマカという、黒い体に白い縞模様のある蚊なんです。名前のとおり、藪(やぶ)——つまり草むらや繁みを住処にします。
この蚊、意外な習性があります。実は日光と乾燥がとても苦手。だから昼間は、雑草が伸びた茂みや、庭木の根元でこんもり茂った下草の陰に隠れて、じっと休んでいるんです。そして人が近づくと、その茂みからふわっと飛び出して刺してくる。
お客様からよく聞かれるのが「うちの庭、水たまりなんてないのに、なんでこんなに蚊がいるの?」という声。答えは、湿った草むらそのものが、蚊にとって快適な隠れ家になっているから、なんですね。
裏を返せば、この隠れ家を取り払ってしまえば、蚊は庭に居着きにくくなります。ここが、草刈りが蚊対策になる理由です。
草刈りと下草刈り、何が違うのか
「草刈り」と聞くと、地面から伸びた雑草を刈るイメージだと思います。もちろんそれも大事。
ただ、蚊対策で見落とされがちなのが「下草(したくさ)刈り」です。これは、庭木や生け垣の足元でわさわさと茂った、低い草や小さな枝葉を刈り込む作業のこと。
ここ、盲点なんです。木の根元は日陰で湿気がこもりやすく、蚊にとって一等地。地面の雑草だけ刈っても、木の下がジャングルのままだと、蚊は普通に残ります。刈るなら、足元の風通しまで含めて。これが効くんです。

なぜ7月に草を刈ると効くのか
「秋にまとめて刈ればいいや」と思っている方、実はもったいないかもしれません。
ヤブ蚊が最も活発になるのが、7月から9月にかけて。特に梅雨が明ける7月は、気温と湿度がぐっと上がって、蚊の数が一気に増えていく入り口の時期です。
この立ち上がりのタイミングで草むらを刈っておくと、蚊が本格的に増える前に、その隠れ家を先回りして潰せます。夏本番を、少しでもラクに迎えられる。これが7月に刈る一番の狙いです。
逆によくある失敗が、真夏まで放置してから慌てて刈るケース。伸びきった草は刈るのも大変で、作業中に蚊の大群に襲われることになります。先日も北区で作業したお庭で、腰の高さまで伸びた草を刈った際、一歩踏み込むたびに蚊がぶわっと舞い上がって、こちらも長袖長ズボンで完全防備でした。あそこまで育つ前に、が理想です。
殺虫剤より、まず環境を変える
蚊がつらいと、つい強い殺虫剤に手が伸びます。気持ちはよく分かります。
ただ、殺虫剤はそのとき飛んでいる蚊を減らすだけ。数日もすれば、また周りの草むらから新しい蚊がやってきます。隠れ家が残っている限り、いたちごっこなんですね。
それに、小さなお子さんやペットがいるお庭だと、あまり薬剤をまきたくないという方も北区には多くいらっしゃいます。花壇の野菜や、大切に育てているお花への影響も気になるところ。
そこでおすすめしたいのが、まず草を刈って蚊の住処そのものを減らす、という順番です。薬に頼りきらず、環境を変える。刈り込んで風通しがよくなると、それだけで蚊がずいぶん寄りつかなくなります。土台を整えてから、必要な部分だけ薬剤を足す。この順番が、いちばん無理がないと思います。
草刈りによる蚊対策、方法別の比較
夏の庭の蚊対策には、いくつかやり方があります。それぞれの特徴を整理してみました。
| 方法 |
効き方 |
持続性 |
安全性 |
| 草刈り・下草刈り |
蚊の隠れ家・湿気を根本から減らす |
高い(刈った状態が続く間) |
薬剤を使わず安心 |
| 殺虫剤の散布 |
今いる蚊を一時的に減らす |
低い(数日で戻る) |
子ども・ペット・野菜に注意 |
| 虫よけスプレー |
刺されるのを防ぐ(自分の肌のみ) |
数時間 |
比較的高い |
| 水たまりをなくす |
ボウフラの発生を抑える |
高い |
高い |
| 放置する |
草むらが隠れ家になり蚊が増える |
— |
— |
いちばん下の「水たまりをなくす」も、あわせて覚えておいてください。植木鉢の受け皿、バケツ、古タイヤ。ほんの少しの水でも、蚊の幼虫であるボウフラが育ちます。草を刈るときに、こうした水の溜まりものも一緒に片づけると効果が上がります。
庭の草刈りを業者に頼むと、費用はどのくらいか
気になるのが費用ですよね。草刈りの料金は、庭の広さと草の伸び具合で変わります。あくまで一般的な目安として、広さ別に整理してみました。
| 庭の広さ(目安) |
作業内容の目安 |
費用相場の目安 |
| 10㎡程度(小さな庭) |
雑草の草刈り+処分 |
数千円〜 |
| 30㎡程度(一般的な庭) |
草刈り+下草刈り+処分 |
1万円前後〜 |
| 50㎡以上(広めの庭) |
草刈り+下草+庭木の足元整理 |
広さに応じて見積り |
草刈りは1㎡あたり数百円程度が一つの目安になりますが、草の高さ、斜面の有無、刈った草の量によって変わってきます。ここは実際にお庭を見せていただかないと、正確な金額は出せません。私たちは見積りは無料で承っていますので、まずは気軽に庭の状態を見せてください。
「自分でやれば無料じゃないか」と思われるかもしれません。それも一つの手です。ただ、自分でやって失敗するケースで多いのが、刈った草の処分に困るパターン。夏場の草は水分をたっぷり含んで重く、量も出ます。ゴミ袋に何袋も詰めて、それを何日も庭に置いておくと——今度はその袋の陰が、また蚊の隠れ家になってしまう。刈って終わり、ではないんですね。

刈ったあとを、長持ちさせるには
一度きれいに刈っても、雑草はまた生えてきます。根っこが残っている限り、これは避けられません。
そこで、刈ったあとの地面に防草シートを敷いておくと、雑草の再生をぐっと抑えられます。草が生えにくくなれば、蚊の隠れ家も戻りにくい。一度整えたお庭の状態を、長く保ちやすくなります。毎年夏に草と格闘するのが大変、という方には、根本的な選択肢としてお伝えすることが多いです。
よくあるご質問
Q. 草を刈るだけで、庭の蚊は本当にいなくなりますか?
ゼロにはなりません。ただ、蚊が潜んで休む隠れ家と湿気を減らせるので、庭に居着く数はかなり減ります。あわせて植木鉢の受け皿などの水たまりをなくすと、より効果的です。草刈りは、薬に頼らない蚊対策の「土台」だと考えてください。
Q. 蚊対策なら、7月と秋、どちらに刈るのがいいですか?
蚊が増え始める7月に刈っておくのがおすすめです。本格的に増える前に隠れ家を潰せるので、夏をラクに過ごせます。もちろん秋の刈り込みも大切ですが、夏の蚊で困っているなら、まずは今の時期です。
Q. 下草刈りって、普通の草刈りと別料金になりますか?
作業の量によります。庭木の足元の下草も含めてまとめて刈る形が多く、その分の手間は見積りに反映させていただきます。何にいくらかかるかは、事前にきちんとご説明しますのでご安心ください。
Q. 子どもがいるので、薬をまかずに蚊を減らしたいのですが。
それでしたら、まさに草刈り・下草刈りが向いています。薬剤を使わず、蚊の住処を物理的になくす方法なので、お子さんやペットのいるお庭でも安心です。北区でも、この理由で草刈りを選ばれる方は多いです。
Q. 北区も対応エリアに入っていますか?
はい、北区は対応エリアです。川口市・さいたま市・戸田市・板橋区・足立区とあわせて伺っています。庭の蚊でお困りでしたら、草の状態を見せていただくところから始めましょう。
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